孤独な天才３

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黒尾side

研磨がAを連れてってくれた

二口が来た理由は多分

二口｢及川組を追ってきたんすよ｣

だろうな

茂庭｢やつら、宮城でまた問題起こしたんですよ｣

月島｢問題？｣

茂庭｢組員を殺した｣

全員｢...！？｣

及川組は俺らとは違って

気に食わないやつは殺す

まさか、組員まで殺すなんてな...

二口｢あんたらと一緒で、証拠を一つも残さないから困ってんすよ｣

夜久｢東京に来た訳は？｣

茂庭｢調べによると、なんかの依頼っぽい｣

依頼で東京か...

総理大臣でも暗殺する気かよ

赤葦｢で、あなた達はなんでここに？｣

二口｢あんたらなら何か知ってると思ってよ｣

黒尾｢残念だが、俺らは知らねー、ただあいつらは俺らに近づいてくると思うぜ｣

茂庭｢そうだろうな...｣

青根｢...｣ｺｸｺｸ

あいつらはきっと

力ずくでAを取りに来るだろうな

まぁ、渡すわけない

第一、Aを甘く見てもらっちゃあ困る




ガチャ...





突然扉が空いて入ってきたのは

黒尾｢研磨...！？｣

まだ及川の話が終わってないのに

Aに及川のことを知られるわけには...！

研磨｢大丈夫、Aはいないよ｣

黒尾｢え？｣

研磨｢『なんで除け者にしたのか知らないけど、さっさと終わらせろハゲ』...だってさ｣

やっぱり勘づかれてたか

内容は興味無さそうだし

好都合？だな

黒尾｢つかはげてねーし！！｣

二口｢はげてんすかぁ？ʬʬʬ
まだ２５歳なのにですかぁ？ʬʬʬ
育毛剤でも買ってきましょうかぁ？ʬʬʬ｣

黒尾｢てめーおもてでろやぁぁぁぁぁぁぁぁ｣

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