【d!】師団員というかマネージャーというか。【魔主役！】 (ページ6)

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「何かの師団っちゅうことは、詳しくは決めてないんですね？」

「そうなんですよ～、いくつかみて回ったんですけど、中々ピンとこなくって。」

「あ、そうか！先輩今年からやけど、二年生やから一年生争奪戦(ルーキーハント)には不参加なんか！」

「ええ。まぁどちらにせよ、私は自分のペースで決めたいので〜」

シャオロン達は考えた。

この悪魔(ひと)が師団に入れば、公認化が近くはなるのでは…？

階級が一般的にみて高く、話をしている感じぶっとんでいない。
彼女のみで公認されるわけではないが、多少の可能性がみえてくる。
しかし、口に枷をつける理由があった。
シェルは女子生徒。ましてや、楽しいからと言って問題を起こす男子生徒ばかりの場所に連れてきて良いのかというものだ。
なるべく勧誘しやすいように、彼女がどういった師団に入りたいのかを聞き出す必要があった。
無茶振りはしないように。

「シェル先輩、目星つけてる師団あったりします？」

「ないですねぇ。なんというか、今まで大した興味が沸かないというか…元々入らなくても良いかなぁくらいにしか思ってませんでしたし。」

「入ろうと思った動機はあるん？」

「え、動機？…先生方に入ってみたら、とか言われましたねぇ。私のこの回復魔法も救護以外にも活かしてほしいと言われて。」

「何だか嬉しかったんです〜、良くわからないけれど。」