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シャオロン達は医務室に着き、
ドアをコンコンと叩く。
すると中から「は〜い今行きます〜」と、緩やかに伸びた返事が返ってきた。
「あれ、ブルシェンコ先生やないんやな」
「救護班の
トタトタとした足音が止まると同時にパタリ、と音を立てて開いたドアから覗く女子生徒。
こちらを伺い、視線がぶつかるとニッコリ笑いながら言った。
「あら、怪我人ですね、中へどうぞ〜」
ドアを広く開け、通りやすいようにする。
シャオロン達は、失礼しますと合わせて声をあげ入室する。
適当なところに座らせた女子生徒は、紙が挟まったバインダーとペンを持って来る。
すい、と近くいたトントンに渡すと、
「医務室利用記録です〜、ここにお名前、こっちは怪我の要因とその他気になることがあれば書いてください」
と指差ししながら言う。
一通り各々が書き終えるとバインダーとペンを回収した。
「ん、皆さんそろって爆風？あらあら、何もなさっていたんですか？」
「エッ、いやぁ、あのですねぇ…―――」
．
「あははははっ、なるほど、ご依頼だったんですね〜」
取り敢えず一通りの流れを話すと女子生徒は面白そうに聞いていた。
「そうなんですねぇ、皆さんが我々師団さんなんですね〜」
「あっ、知ってましたん？」
「良くブルシェンコ先生から聞くんです、救護班の先生ですからねぇ」
「そういや、ブルシェンコ先生どこにおるんですか？」
「多分その壁の方を見に行ったんじゃあないですかねぇ、まぁそろそろ片付くと思いますよ、良くわからないけれど。」
「そうかぁ…」
「あ、だから今医務室私だけしか居ないんです、ゆったりしててもらって大丈夫ですよ〜」
強く生きてブルシェンコ先生
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作成日時：2024年2月20日 23時
