【d!】師団員というかマネージャーというか。【魔主役！】 (ページ11)

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「次は〜、…ここやな！」

シェルに各師団を案内しているシャオロンは
悪魔学校(バビルス)の庭園内、特設フィールドに来ていた。

「わっ、…ここは何をする師団なんですか？」

シェルはきょろきょろと辺りを見回しながら聞いた

「ここはな、アスレチック師団つってな？
超過酷な悪魔の競技(魔界アスレチック)が楽しめる師団なんや！」

「あぁなるほど、アスレチック…拷問とか試練とか、そういう系の師団かと思いました。」

シェルの言う通り、特設フィールドには
高低差のある崖、宙に浮く足場、数々の凶器、
それらを慌てて抜けて行く生徒達。
何も知らない状態で見たら誰でもそうなるかもしれない。

「んはは、楽しそうですね〜！
ところで、トイフェルさん」

「はい？」

「その、お尻のポケットに入っているソレ、何ですか？」

「えっ」

「さっきまで無かったような気がして、私すご～く嫌な予感がするんですけど、」

「あ、あかん！シェル先輩離れてっ」

ドッカーン!!!

シェルが気付いた途端ソレは爆破した。
言わずもがな爆弾である。

「けほっ、…え？！暗殺ですか？！」

「いや絶対ちゃうわ…多分」

「にひひっ、気付くん遅かったなぁシャオロン！」

「ゾムぅこの…！」

やはり、爆弾の悪戯はゾムがやったものだった。
爆弾遊び(恒例行事)を終えたゾムはご満悦だった。
流石。