ツンデレ ページ22
二宮「Aちゃん？」
A「せ！せんせ、せんせい！？？」
咲さんからのLINEのせいで
何となく沈んでいた２日間が過ぎて
次の火曜日。
駅から家までの自転車下校時、
赤信号で止まった私の自転車の後ろに、ピッタリと停まった不審車両の窓が開いて先生が笑ってる。
二宮「びっくりした？」
A「当たり前ですよ！変な人かと思った！！」
制服姿で自転車に跨ったままの私に
二宮「そんなミニスカートでチャリ乗ったらパンツ見えない？(笑)」
お得意の嫌味を言って
A「多分、大丈夫ですよ」
一応気になって目線を落とした隙に、
青に変わった信号。
私に向かって
プッと軽くクラクションを鳴らす先生。
二宮「青ですよ、お嬢さん」
A「わかってますよ！」
本当に意地悪い。
なのに…
A「こないだね、先生のおかげでこの問題自力で解けたの。」
二宮「お、すごいじゃん。でもそれは先生のおかげじゃなくてAちゃんの頑張りのおかげですな。」
やっぱり、優しいところもあって…
二宮「よし、じゃあこれ出来たら先生帰ろっかな。」
A「古典…。」
「最後の問題だよ」って、
ミニテストみたいな紙を渡された頃には
もう帰っちゃうのかぁ…
って
少しだけ寂しい気もする。
でもペンを進めないと
二宮「ちょっと！ぼーっとすんなや！(笑)」
こうやって小突かれちゃうから
A「先生、出来ました…。」
チンプンカンプンなところもあったけど
勘でも無理やり埋めて渡すと
サササーッと丸付けして
二宮「よし！次回までにこのミスをやり直しとくのが宿題。じゃ、今日はここまでー。おつかれさまー」
先生が自分の太ももをバシッと叩いて立ち上がる。
そんな先生を
私はどんな顔で見ていたのか…
自分では分からないけど、
ふと、目があった先生が
二宮「ん？どーした？」
心配そうな顔で私を見つめる。
A「？？何にもないです。」
そう言って首を横に振ったら
二宮「あ！そうだそうだ、これ俺の連絡先ね。もちろん業務連絡用。」
ハッと思い出したように
ポケットから取り出した紙を私の手のひらに置く。
二宮「じゃあまた明後日。自分でもちゃんと勉強すんのよ？」
先生は
最後にもう一回
ニイッと笑って、手を振りながら帰っていった。
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こまち(プロフ) - しろさん» 一つ一つお返事できなくてごめんなさい！沢山のコメント嬉しいです（＾_＾）ありがとうございます！先生、これからどうしてくれるんでしょう？？（笑） (2015年5月25日 19時) (
レス) id: 272525f823 (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - ほのちゃぷさん» 突然のグイグイ先生失礼いたしました（笑）！ これからいい方向に進めるかしら…？ もうしばらくお付き合い下さい！（＾_＾） (2015年5月25日 19時) (レス) id: 272525f823 (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - akkoさん» これから先生の過去を暴いて行こうと思ってます（＾_＾）先生のイメージが悪くなってしまわないか…自分で書いておきながら心配です(ｰ ｰ;)笑 (2015年5月25日 19時) (レス) id: 272525f823 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 包み込まれたー！！もう止めなくて大丈夫です(笑)好きなようにしてくんなしぃ← (2015年5月25日 9時) (レス) id: 30aeae7aa3 (このIDを非表示/違反報告)
ほのちゃぷ(プロフ) - うわああああああっ先生それは反則だよおおおおお後ろから耳元で囁くのは反則だよ！！！もうどうにでもしてくださいって感じですね、私なら（笑） (2015年5月25日 6時) (レス) id: 0917360166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまち
| 作成日時：2015年4月27日 23時
