検索窓
今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:5,683 hit

甘い味 ページ5

ロノ「主様はいいんですか、食べなくて」

『ひとりぼっちだったわたしを元気づけてくれたり、
こうやってお料理やご飯を教えてくれたりして、
しかも天使から人を守ったりして、
お疲れ様っていう意味でこのクッキーを作ったんだ』

テディ「主様……………」

『ロノやテディだけじゃない、みんなも、
わたしは分け隔てなく感謝してるつもりだし、
家族としてみてるから、みんな大好きなんだ』

テディ「…俺も、俺も、主様が大好きです!」

『話重たくなった……………』




ここまで重たくするつもりはなかったんだけどなぁ……………。


テディは、双子のお兄さんを天使に殺されてしまって、

少し成長した今でもまだその傷は癒えていないはず。

他の執事達も、何かしらの大きな消えない傷が、心にある。


悪魔執事達は、何かしら【死にたくなるほどの絶望】を持っている。

だからわたしが、その絶望を一瞬でも忘れられる存在になれたら。





『よし、じゃあみんなにクッキー配りに行こう?
まだ量はあるし、なくなったらまた買ってくればいいし』

ロノ「じゃあ夕飯は俺と主様で作りましょうかね!」

テディ「あ、主様もお料理を!? 食べてみたいです!」

『全部ロノ伝授だけどね』



〜甘い味 完〜

夏の思い出→←甘い味



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:星空ブリキ , 悪魔執事と黒い猫 , あくねこ   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星空ブリキ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Buliki/  
作成日時:2023年7月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。