日常。【悪魔執事と黒い猫】 (ページ11)

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心に寄り添うページ11

昼、わたしとテディ、ベリアンと一緒に、

執事たちのご飯の材料を買いに行った。

行くお店などは全て行ったことがある場所だったので、

道に迷わずに目的のものを無事に買い終えて店を出る。

ﾍﾞﾘｱﾝ｢これで買う材料は全てだったと思います｣

ﾃﾃﾞｨ｢俺も早く周辺の店の把握をしとかなきゃ｣

『ゆっくりでいいから、一緒に慣れて行こう?』

ﾃﾃﾞｨ｢…/// はい｣

　

わたしとテディは、初めて出会った時から一目惚れで、

悪魔執事になる前から一緒におしゃべりしたりしてた。

テディが執事になってからは、忙しくなったというのもあって

二人きりの時間が大幅に減ってしまったけど、

こんなふうに少しだけ話す時間だけでも幸せに感じる。

少女｢うわぁあああん…｣

『?』

ﾍﾞﾘｱﾝ｢主様、あそこ、｣

そこには、一人ベンチにぽつんと座っている女の子がいた。

年齢的には、多分7歳くらいの女の子。

はぐれちゃったのかな、迷子なのかな、って思った。

『どうしたの?』

少女｢おねえちゃん…(涙)｣

ﾃﾃﾞｨ｢何かあったの?｣

少女｢……………ふぇ、(涙)｣

ﾍﾞﾘｱﾝ｢ゆっくりでいいから、話してごらん｣

ベンチに座って、頭を撫でたり背中を撫でたり。

できるだけ女の子の気持ちが落ち着くように、

ゆっくりと心に寄り添えるように。

いつも、執事(みんな)がわたしにしてくれるように。