手のひらで転がされて ページ16
A「…なんで！？」
誰かに見られてないだろうか、
周りをキョロキョロ警戒する私を
二宮「くくく…」
腕に顔を押し当てて、
上目遣いでみながら笑う先生は
二宮「彼氏が彼女を迎えに来ちゃダメなの？」
って、
笑いを抑えきれないようで
口角を上げたまま言う。
A「…だって先生カテキョ以外では会わないみたいなこと言ったじゃ無いですか！」
二宮「…あー。遊びには行かないよ？」
ようやく笑いがおさまったのか、
急にスッと顔が変わると
二宮「お家まで送るだけ。」
そう言って何故かピース。
…なぁんだ。
先生の気が変わって、
遊びに連れてってもらえるわけじゃ無いのか…
ちょっとだけガッカリしながら
A「…ありがとうございます」
何度目かの先生の車に乗り込むと、
二宮「…んふふ、何か期待しちゃった？(笑)」
私をおちょくるような笑いと、口調で言って…
A「べつに！ビックリしただけです！」
二宮「そ？(笑)何か不満気に見えるのは気のせいです？」
…本当に意地悪だ。
二宮「…いやね、昨日上の人から頼まれた用事でAちゃんの学校の近くまで行くことんなったからさ、どうせなら迎えに行ける時間に合わせよーかなあと思いまして。」
運転しながら話す先生の頭には
悪魔のツノが見える。
A「私、今日友達と図書室に残って勉強してたかもしれないんですよっ」
二宮「あら、えらいじゃん。」
A「そしたら先生、私がいつまで経っても出てこなくて、こんな風に私のことからかえませんでしたからっ」
悪魔に負けじと言い返すと
二宮「…いや、それは無いね」
先生は
ニンマリといった顔で微笑んで
二宮「その辺はうまく仕向けたから、ね」
「お子ちゃまAちゃん」って
デコピンされた。
A「…どーいうことですかっ」
二宮「どっちみちAちゃんは今日絶対真っ直ぐ帰ってたよ？ってこと？(笑)」
A「…なんで言い切れるんですか」
二宮「だって気になって気になってしょうがなかったデショ？(笑)…先生から返事こないー！！って(笑)」
「はははは！」って
ものすごく楽しそうに笑う悪魔。
LINE返さないのわざとだったなんて…
踊らされた自分がくやしいっ！！！
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こまち(プロフ) - しろさん» 甘い時間台無しですみせん〜〜（ ; ; ）！！ (2016年10月7日 18時) (
レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - ジュンさん» 辛い感じになってしまってすみません…（ ; ; ）先生と主人公ちゃんを見守ってあげてください〜（ ; ; ）！！ (2016年10月7日 18時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - ううう（ ; ; ）せっかくの甘い時間が…。このまま会えなくなるなんてやだなぁ… (2016年9月28日 20時) (レス) id: 1fd63b4fae (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 見守りますーー。けどこれは、カテキョはもう無理なのか？先生なんか仕事にまで自信無くしちゃってるしなぁ。つくづくバレるって怖いなぁって思ってます。 (2016年9月28日 10時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
こまち(プロフ) - ジュンさん» ピンチを見守って下さいー！（ ; ; ） (2016年9月27日 23時) (レス) id: e91552ea99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまち | 作成日時：2015年5月30日 18時
