【魔！企画】悪魔は今日も尻尾を揺らす【後編】 (ページ6)

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｢ってことがあってやな！！めっちゃおもろいねん！！シャオロンって奴！！あとトントンとー…大先生も！！｣

｢すごいじゃん、3人も友達出来たんだね！良かったねー、｣

｢でな！？飛行レースで魔力切れるまで爆弾作ったし、大食い大会では痛い目見たけど良いもんも見れたし、それからそれから、えと…あ、アスレチック師団にも勧誘されて、ラッダァ先生っていう怖いけどおもろい先生と…｣

｢ふふ、楽しそうだね、｣

｢おん！めっちゃおもろい！！悪魔学校来て良かったわ！！｣

入学してしばらく経ち、悪魔学校の生活にも慣れてきた頃。相変わらず登下校を一緒にするAに、最近の近況報告をするのがオレの日課になった。

そしてそんな話を楽しそうに聞くAに、また胸がポカポカする。

｢んー、でも話してるのオレばっかやなぁ、お前はどうなん？学校楽しくないん？｣

｢ん？そんな事ないよ、私も友達出来たし！｣

｢おお！どんな奴なん？｣

｢ろ…クライン君、って言うんだけどね、すごくストイックで、何事にも真剣で真面目で、面白いんだよ！最初色々緊張してたんだけど、私の隣の席で…｣

そう言って楽しそうに話すAは、今までより少しだけキラキラしてて。

それがなんだかモヤモヤして、なんでか、聞きたくなくて。

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