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隣でうだうだと頭を抱えているこいつを他所に、クラス確認へ。
まぁどうせオレと一緒にサボっとったせいで、コイツも同じクラスやろうし、オレに友達が出来たら紹介したろうかな、なんて楽観的な未来を考えながら覗いた、クラス分け発表。
｢…ボンベ、ゾム……えと、あった、Dや！｣
｢あった！Eだ！｣
｢え？｣｢ん？｣
｢えっ、Dやないん？｣
｢私、Eみたいだね？まぁしょうがないでしょ！初めてじゃない？クラス別れるの、｣
｢いや、せやけど……なんでそんな、｣
｢クラスが離れただけじゃん、でも隣のクラスだし、なんかあったらすぐ行けるし…そんな不安になることないでしょ、｣
｢いや別に不安にはなってへんけど…｣
｢しっぽ君の方がいつも素直だよなぁ、｣
同じクラス、だと思ってたのに。
急に1人で投げ出された感じがして、不安だったのか、素直なしっぽがしゅるり、とまたAの腕に巻き付いた。
｢だーいじょうぶだよ、ゾムだって友達出来るって、ね？｣
｢…ほんまに？｣
｢うんうん、出来なかったら隣のクラスには居るから、だから頑張って！ね？｣
ぽんと軽く乗せられた頭に、ちょっとの安堵。でもやっぱり、ちょっとの違和感。
｢でもせやな、オレは友達いっぱい作って、いっぱい遊んで、おもろい学校生活を送るんや！！｣
｢よしよし、その意気！！第一印象は大事だからね、ちゃんと優しく！丁寧に！自己紹介と、よろしくお願いします！って言うんだよ、｣
｢そんぐらい出来るわ！！｣｢ほんとに？｣
｢オレの事いくつやと思ってんねん…｣
｢まぁ、大丈夫！いけるいける！よし、じゃあ頑張ってね！！｣
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作者名：!! | 作成日時：2023年6月3日 11時
