脳天気と光 ページ3
インク「どーしたの、百面相なんかして。可愛い顔が台無しだよぉ」
ニコニコしながらこちらをみるそいつ。
どうせひやかしだ。無視を決め、とりあえず何をすべきか冷静に考え、言葉を選ぶ
『…あなたは?』
インク「それってどういう質問ー?名前?なんでいるか?どういう種族なのか?
それとも僕の好きなタイプ?あー、ダメだよ初対面の人を口説くなんてぇ」
如何にも楽しそうに此方をみるそいつ。
だんだん鬱陶しくさえ思えてきて、思わず顔を歪めそうになるが無理やり笑顔を作る
『あえていうなら今あなたが挙げた全て』
インク「えっまじ?」
『嘘、タイプはいらない』
またまた照れちゃって〜なんて言っているが、
もし私がまじ、なんて言ったら答えてたんだろうか
いや、多分答える。言いそう。
インク「僕はインク、よろしくねぇ?友達とお話ししてたらいつの間にか喧嘩なっててね、気付いたら寝てたみたい。種族は悪魔だよ!」
話、というより色々飛びすぎて理解が追いつかない
そんな本人はてへ☆なんておちゃらけている
こんな怖くない悪魔がいるんだろうか
…ん?待てよ
『悪魔?』
インク「うん!悪魔だよぉ♡」
『うわっ…』
インク「露骨に引かないで!?」
何だ、ただの変人じゃないか。
こいつがアホそうな能天気そうな変人悪魔で心底よかった
私の仕事は一応聖職者だ。悪魔なら祓わなければならない
軽い気持ちで祓えそうだ
『…じゃあね』
インク「え、それってどういう________』
白《Leichte Kugel》
私は指の先から光の弾をだし、相手に向けて放つ。
何年も練習した光魔法。放たれた光の速さは、どの技より速いだろう
インクが居たであろうそこには煙以外なにもない
…一発で、苦しませずにやれた、かな
そうだ、洗濯物取り込まないと。
早足にそこから退散しようかと思ったが、
それはまた阻止されてしまう
「いきなりなにすんのさー、びっくりしたじゃん!」
さっき祓ったはずの彼の声で。
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sachesache(プロフ) - こんにちは!最後の更新の直後にこの作品に出会い、お気に入り登録をして待っていた者です!たしかに更新の時間が空いて過去作見直すと萎えますよね、わかります…!ですが、自分はこの作品のコンセプトとても好きです!応援しております! (2022年8月1日 12時) (レス) @page33 id: d290eb6eb0 (このIDを非表示/違反報告)
チョコチッップ大好き - ドリーム出してください!!! (2022年6月6日 19時) (レス) id: 82b679864c (このIDを非表示/違反報告)
片羽(プロフ) - どうしよう、インクがキラーに自動変換されちゃう。作品はめっちゃ面白いです! (2021年10月17日 15時) (レス) @page14 id: 67db7d7a20 (このIDを非表示/違反報告)
矢車菊 - 了解しました!リク感謝します! (2021年9月28日 15時) (レス) id: f1045fb93b (このIDを非表示/違反報告)
七海こと七の海(プロフ) - エラーサンズを出してほしいです (2021年9月28日 15時) (レス) @page17 id: 7c09ad327c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:矢車菊118 | 作成日時:2021年9月12日 17時