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〜悟浄〜
｢やめなさいノアール！！｣
初めて聞くAちゃんの声は透き通っていて、一度聞いたら忘れられないような声
ずっとAちゃんの腕に抱かれていた猫は、金色の瞳になり俺達を襲おうとする
どうすりゃいいんだこれ
｢ノアール！！｣
敵意剥き出しで爪や牙を出されると、防戦一方
人間相手でもそうだけど、殺せるわけねぇだろ
ヘイゼルのあの表情、予想外とでも言いたそうだな
躊躇いなく銃口を向ける三蔵に気を取られた一瞬、Aちゃんが俺達の前に立ちはだかった
異国の言葉なのか呪文みたいなのを唱えると光の輪っかが体を縛った
｢ダメだよノアール。分別がつかなくなったら、見憎いあの連中と同じ。だから、そうなる前に、私が……｣
震える細い指が猫に触れた途端に猫の体はボロボロに崩れ去った
あれが今までずっと村や町を守ってきた、巫女と称されるAちゃんの力
三蔵｢ヘイゼル。テメー｣
ヘイゼル｢悪気があったわけちゃいます。巫女さんの使い魔みたいやったし、もしかしたら……思うただけですよ。それにあの猫ちゃん。妖怪に殺されたわけじゃないんでしょ？｣
八戒｢恐らくは寿命かと｣
もう完全に元に戻ることのない猫だった砂が風に飛ばされていく様を見ていられなくて、この場を離れようとしたのに足はAちゃんのすぐ隣りに向かっていた
妖怪に殺されたわけではないが、結局、アイツの術で蘇った奴は妖怪が憎くてたまらないんだろう
悟浄｢悪ぃな。後でぶん殴ってくれていいからさ｣
女が泣く姿は二度と見たくなくて抱きしめた
悟浄｢今は苦しいかもしんねぇけど、Aちゃんが壊れてしまわないように俺達が側にいるからさ。だからさ。もうちょっとだけ付き合ってくんない？面倒くせぇ旅に｣
微かに聞こえる｢ノアール｣と呼ぶ声
バカだなぁ
大切な家族殺してでも見ず知らずの
今の俺にはこうして胸を貸してやることしか出来ない
そんなのAちゃんにとって慰めにもならないだろうけど、こうして俺を突き飛ばしたりしないってことはほんの少しは気を許してくれたって自惚れてもいいんだよな？
･
ポチ様 リクエストありがとうございます！
完成までに時間がかかりすぎて申し訳ないです
こんな感じの内容ですが、ご期待に添えていたでしょうか……？
こんなので良ければ、またリクエストお待ちしております(^^)
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まゆ(プロフ) - ポチさん» 大丈夫だと思います！また、作るのに時間ください！ (8月22日 22時) (
レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - 三蔵達に出会い、一緒に旅する事になり、悟浄に気に入られ、口説かれ、ヒロインは拒みますが、最後はくっつく話が良いです。 (8月22日 18時) (レス) id: 07a8a54005 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - ありがとうございます。最遊記のまた悟浄お相手のお話なんですが大丈夫ですか？内容は想いを寄せる幼なじみを想う一人旅していたヒロインに悟浄が想いを寄せる話が読みたいです。具体的にお伝えしますと、遠くに行ってしまった幼なじみを想いながら一人旅するヒロインが (8月22日 18時) (レス) id: 07a8a54005 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ポチさん» 大丈夫ですよ！私がかけるアニメでしたら何でも！ (8月22日 17時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - こんにちは。この前は小説書いて頂き、ありがとうございます。お礼を言うのが大変遅れてすいません。久し振りにリクエストしたいのがあるのですが良いですか？ (8月22日 16時) (レス) id: 07a8a54005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2021年6月12日 8時
