File2 危険な町・米花 ページ6
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『はじめまして!アメリカのニューヨークから来ました天ヶ瀬Aです。よろしくね、江戸川君!』
「………!あ、うん。よろしくねA姉ちゃん!」
蘭の家に転がり込んで翌日。
朝、起きてきた小さな坊やと会った私は、屈んで視線を合わせた。
毛利家が預かっているという男の子。名前は
『やや、蘭から聞いてたけど本当に……可愛いね〜』
痛くない程度に頭を撫でる。
わあ、ちっちゃくて可愛い!
「や、あ、A…姉ちゃんッ!!」
腕を目一杯使ってバッテンを作る江戸川君。…ちぇ、もっと撫でたかったのに。
不貞腐れていると蘭が朝ご飯を持ってきてくれた。
「A、私学校行くけど…Aまだだもんね」
『うん。手続きとか色々あって来週位からになりそう……だから、今日は久々の米花町を楽しんで来るとしよう!』
「ふふっ、気をつけて行くんだよ?」
オッケー、と返せば蘭は急いで支度をして学校へ向かった。
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キャリーケースから大きめのパーカーとジーンズを取り出してそれに着替える。
事務所の方に戻ると、小五郎さん(蘭のお父様)はまだ寝ていて江戸川君はゆったりとご飯を食べていた。
『私もそろそろ行こっかな。江戸川君。小五郎さんによろしく伝えておいてくれるかな?』
「う、うん。いってらっしゃい」
『…!!行ってきます。良い子で待ってるんだよ?って、私が言えたことじゃないか』
江戸川君のお見送りを受けて階段を降りた
『さぁて、何処に行こうか』
…
子供がすき
…
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作者名:すずな | 作成日時:2022年4月18日 19時