【名探偵コナン】工藤新一の相棒

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それに加えもう1つ謎が増えてしまったと服部が言う。



「オーナーが車のハンドルをしっかり握ってたんや。荒れ道でも最初はジサツかもしれへんと半信半疑やったが、この連続殺人でやっと確信もてたで…。
オーナーは車に乗せられてた時点で、すでに殺されとって死後硬直を来たしてたっちゅう事がな！」



ねぇ！いいとこまで行ってんだよ！！
なんでそこまで来てわかんないの！？



「わかったぞ！犯人の正体が！！」


おじさんの言葉に驚く東西高校生探偵と蘭。ハモってるし。仲良いねぇ。俺？俺は解いてくださいって思って期待してる。出来れば自首して欲しいんだけどね……。


まぁ、やっぱりおじさんはおじさんだったよ。今度は占い師の戸田マリアさんだ！とか言って間違えてた。もーー。早くしてよ。

結局俺たちはまた、ダイニングで暇な時間を過ごす羽目になった。でもこれはある意味チャンスかもな。



「あの…ちょっといいですか？









＿＿＿＿＿戸叶さん？」



俺は2人きりで少し話したいと言って、こっそりダイニングを抜け出し俺の部屋に入った。



「あの、自首して欲しいんです。このまま行くと名探偵2人に他の人たちの前で論破されて肩身の狭い思いをする羽目になると思うんです。」


「え？何言い出すんだ君は。俺が犯人だとでも？」


「はい。俺、実は見ちゃったんです。貴方が犯人だっていう決定的瞬間を。」


見たって言うのは嘘。ここであの証拠をあげちゃうと、もし自白してくれなかった時に、新一と服部の切り札がなくなっちゃうから。


でも結局かわされてしまい、彼はダイニングに戻ってしまった。


少し間を置いて下に降りると、ちょうど新一が麻酔銃を構えていた。麻酔針が刺さったのは……服部。



「茶番は終わりや、おっさん…。オレもたった今犯人が…わかってしもたんでんがな！！」


「ふはっ…」



何そのエセ関西弁。酷すぎでしょ、俺でももうちょい上手くやるよ。あー、お腹痛い。


「そう、このペンションで…三つの事件を起こした…張本人は…あなたや！」


あー、もう。地味に標準語なんだよなぁ。
服部の刺した先にはやっぱり彼。戸叶さんがいる

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