【名探偵コナン】工藤新一の相棒

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新一と蘭ちゃんがトロピカルランドでデートするその日の朝。まず待ち合わせ時間を聞き出しその２時間前に俺は新一をインターホンで叩き起した。


「なんなんだよ！あさっぱらから！！」


「新一がデートを成功させられるように手伝いに来たんだよバーカ！」



寝起きでイライラしてる新一を家の中に押し込み自分もお邪魔する。そしてまずはシャワー浴びさせて着替えさせる。





「おい。まだ時間にゃはえーぞ。蘭が迎えに来るまであと1時間半も」


「おい。お前はデートだってぇのに女の子に迎えにこさせる気なのか？あ？てめぇで迎えに行けやコラ。」



ほんとにこいつは救えないほどの馬鹿だ。女の子に迎えに来てもらうって何考えてんだ。紳士たるものちゃんとエスコートくらいできるようになれよ。



「わーったよ！てか、そんなこと言うためにわざわざ来たのか？」


「いーや。書斎に1日入り浸ってもいいか？ホームズに会いに行きたい。あ、朝飯つくっといたから食べとけ。いいか？早めに家出ろよ？俺はこれからベイカー街に行ってくる。」


「お、おう。朝飯さんきゅ。いってら。」



新一に駄目押しもしっかりして、淹れたての紅茶と来る途中に買ってきたドーナツを持って書斎に向かう。さて。あいつがデートを成功させられるよう祈りながら、俺はロンドンへ旅に出よう。









雨の音に気づいて顔を上げると、すっかり夜だった。
にしてもおせーな新一のやつ。
まさか朝帰りとか、、、、ないな。


あいつ、目の前で事件が起きた時はすごい食いつく癖に恋愛となると奥手だ。いや、あれは最早ヘタレだ。


「ん？蘭ちゃんからメール来てる。なになに？

新一と連絡がつかないぃ？？」


あいつまたなんかに首突っ込んだな。あー、ちゃんと最後まで送れって言っとくの忘れたな。いや、普通送るだろ。いくら蘭ちゃんが強いからってこんな時間帯に女の子を1人で帰らせるのはどうなんだ。


よし。帰ってきたら説教だな。


とか思ってたら博士が大爆発起こしたんだけど。

え？夜だよ？近所迷惑。
まぁ、いつもの事なんだけどさ。

とりあえずもうちょいでラスト1冊読み終わるから、読んで新一まってよー。



「一体どうしたと言うんじゃ。身体が小さくなるなんて」



は？博士入ってきたけど。
体が小さく？え？まさかそれ新一の話？？



「新一？」


「なっ…！零哉くん！？」


書斎を開けて入ってきたのは隣の家の阿笠博士と、小学生くらいになったホームズ君だった。

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