episode6 ページ6
「あのねぇ、探偵っつーのは遊び半分でやれるほど簡単な仕事じゃないんだよ〜。」
そう言って青年は、近くの台に凭れかかる。
「あぁ、僕の名前は三郎丸豊。ちなみに、東大生ね。」
「えっ!?え、東大生なんですか?」
風貌からして、東大生には全く見えない青年改め三郎丸豊は、自慢げに話し始めた。
「IQ180。アインシュタインって知ってる?」
「あ、一応...。」
「彼がねぇ、IQ180で、ルパン三世が300だったかな?」
「え、そうなんですか!?」
ドォン!
三郎丸が凭れかかっていた台の上に置かれていた和太鼓を、忍者の格好をした者が叩いた。
2人の体はビクッと跳ね、後ろを振り返る。
「受験生は道場へ集合。繰り返す、受験生は道場へ集合。」
学園側からの指示があり、受験生たちはみんな道場へと向かう。
「ちゃーおー♪」
三郎丸は、ピースサインをして行ってしまった。
「えっ、行っちゃうんですか...。」
再び1人になった急は、戸惑いつつも道場へと向かった。
道場に入るため、靴を脱ごうと近づくと、石段に躓いてつんのめってしまった。
「あっ、あっ!ごめんなさい。」
その拍子に、究は自分と同じくらいの年であろう少女が今置いたばかりの靴を踏んづけてしまった。
「買ったばっかりなんですけど。」
冷たい声で文句を言われる。
「あっ、すいま...」
謝ろうとした瞬間、後ろからぶつかられ、少女を押し倒してしまった。
急いで退くと、
「殴っていい?」
嫌悪を露にした少女から、そう言われた。
「あ、あの、ほ、ほんとなんか...後ろから押されて、ほんとすいません。あのわざとじゃないんです。すいません。」
疑わしげな視線を浴びせる少女。
「本当です。」
究は、少女の目をしっかりと見て言った。
少女は何も答えず、究を置いて中に入って行ってしまった。
...そんなんで大丈夫か、(原作での)主人公。
327人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
癒璃華(プロフ) - 涼奈さん» ありがとうございます^^えぇ!?何ですかそれ!めっちゃいいじゃないですか〜。羨ましい!!あ、でも親友が山田君とイニシャル一緒だ。とかいう私もいのちゃんとイニシャル一緒なんですけどね(笑)頑張りますね♪ (2014年5月28日 23時) (レス) id: 48260e960c (このIDを非表示/違反報告)
涼奈 - 昨日もコメしちゃったんですけど、お誕生日おめでとうございます♪これからもガンバレッツゴー!!そういえば、幼馴染みに山田くんと誕生日&血液型が同じ子がいるんです!!!うらやましい…泣 (2014年5月28日 20時) (レス) id: 2b75aec6cd (このIDを非表示/違反報告)
癒璃華(プロフ) - 凜菜さん» ありがとうございます!また後編で私がやってしまった珍回答を暴露しようと思います(笑)頑張りますね! (2014年5月28日 14時) (レス) id: 48260e960c (このIDを非表示/違反報告)
癒璃華(プロフ) - 涼奈さん» いえいえ、こちらこそありがとうございます♪30日...私の周りに、5月末誕生日の人多いです(笑)親友の1人が27、私と友達が28、30が友達と涼奈さん、31日が幼馴染みの1人。なんか誕生日近いと縁を感じます!更新頑張りますね♪ (2014年5月28日 14時) (レス) id: 48260e960c (このIDを非表示/違反報告)
凜菜(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!私も、先週テストでした…。癒瑠華さんもファイトです!続編も待ってます♪ (2014年5月28日 0時) (レス) id: a7168a953d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:癒璃華 | 作成日時:2014年3月31日 23時