episode42 ページ42
「あっ、あっちょっちょっちょっと...!」
究が慌てて扉に駆け寄るが、究の鼻先で扉は閉まってしまった。
「開けて!誰か!あぁ!」
究は扉をばんばんと叩く。
「ちょ、静かに。」
美紅にそう言われ、究は扉を叩くのを止めた。
美紅は扉に耳を近づけた。
すると鍵を閉める音、そして誰かの足音が聞こえた。
「誰かいる。」
「え?」
「鍵閉められちゃったみたい。」
同じように扉に耳を近づけていた究がそう言った。
「閉じ込められたって事?」
メグはそう言い、扉から離れる。
「あぁメグ行かないで。」
究も扉を離れた。
「ここ何?え?」
ライトで辺りを照らしていく。
「痛っ!」
がたん、と音がして、メグが声を上げた。
「どうした?メグ。」
究は聞いた。
「何か痛い、足が。」
「えぇ?え、何何?え?」
究は慌ててメグの足元を照らす。
メグの足元にはばらばらの木材が散らばっていた。
「釘じゃない?」
「そうかな?」
「え〜違うの?え...。」
究はもう一度足元を照らしていく。
するとそこには照らされて艶かしく光る蛇...。
「「蛇だ〜!!うわ〜!」」
2人は騒いで蛇から離れる。
唯一平常心なのは美紅だけだ。
「私蛇に噛まれちゃったんだよ!」
「え〜!!」
「もう毒蛇だったらどうしよう!」
「えぇ!?」
尚も騒ぎ続ける2人。
「あの蛇ハブだよね?」
「えっ、えぇ、え、ハブ?まさか...え、だってハブってあ、あの暑いところに生息してる...。」
「ハブって、血清打たなきゃ死んじゃうんだよね。私死んじゃうの?やだよ...やだよ!」
メグはしゃがみ込んだ。
「メグ落ち着いて。」
パニックになり、悲鳴を上げるメグ。
「落ち着け!大丈夫!大丈夫大丈夫...落ち着け。」
究は立ち上がった。
何度も落ち着け、と言う究。
まるで、自分に言い聞かせているかのように。
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癒璃華(プロフ) - 涼奈さん» ありがとうございます^^えぇ!?何ですかそれ!めっちゃいいじゃないですか〜。羨ましい!!あ、でも親友が山田君とイニシャル一緒だ。とかいう私もいのちゃんとイニシャル一緒なんですけどね(笑)頑張りますね♪ (2014年5月28日 23時) (レス) id: 48260e960c (このIDを非表示/違反報告)
涼奈 - 昨日もコメしちゃったんですけど、お誕生日おめでとうございます♪これからもガンバレッツゴー!!そういえば、幼馴染みに山田くんと誕生日&血液型が同じ子がいるんです!!!うらやましい…泣 (2014年5月28日 20時) (レス) id: 2b75aec6cd (このIDを非表示/違反報告)
癒璃華(プロフ) - 凜菜さん» ありがとうございます!また後編で私がやってしまった珍回答を暴露しようと思います(笑)頑張りますね! (2014年5月28日 14時) (レス) id: 48260e960c (このIDを非表示/違反報告)
癒璃華(プロフ) - 涼奈さん» いえいえ、こちらこそありがとうございます♪30日...私の周りに、5月末誕生日の人多いです(笑)親友の1人が27、私と友達が28、30が友達と涼奈さん、31日が幼馴染みの1人。なんか誕生日近いと縁を感じます!更新頑張りますね♪ (2014年5月28日 14時) (レス) id: 48260e960c (このIDを非表示/違反報告)
凜菜(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!私も、先週テストでした…。癒瑠華さんもファイトです!続編も待ってます♪ (2014年5月28日 0時) (レス) id: a7168a953d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:癒璃華 | 作成日時:2014年3月31日 23時