episode2 ページ14
数馬はメグのブログの画面とAのブログの画面それぞれを見せ、女って色んな顔があるって言うけど、ほんっと怖いよなぁ…と呟く。
「いやいやいや、こんなの知らないよ」
「照れてるし」
「だから違うんだってば！こんなの作った覚えないもん」
「私も知らなーい」
ブログに上がっている画像を1枚1枚見ていくと、究が隠し撮りであることに気づいた。
「…もしかして、メグやAに憧れてるやつの仕業かも」
「どゆこと？」
満更でもなさそうなメグ。
「つまり、メグやAのようになりたいってやつが、2人に成りすましてブログを立ち上げたんだよ。ネットの中じゃ、自分の理想の女の子になれるからねぇ…」
うんうん、と頷くメグに対し、Aはふーん、と興味無さげに水を飲んだ。
「でもそれがよりによってメグとAとは…」
「じゃあ、もう1人のメグともう1人のAが、ネットの中に存在してるってこと？」
「自分を捨てて、他の誰かに同一化しようとする、病的な心理さ」
今まで我関せずだった流が口を挟む。
まあ真横でこんなに騒がれていたら読書どころではない。
こういうやつはエスカレートすると怖い、と数馬が言うとメグは作ったのが誰か調べて、と頼む。
数馬はこちらも2人のふりをして表に引きずり出す、とキーボードをかちゃかちゃやり出した。
「しかし、こうも暑いと、脳みそとろっとろのやつが増えてくるなぁ〜」
どさりとキンタがソファに座った時、がちゃりと扉が開いて、七海が現れた。
「遠山！いい若いもんが何だらけたこと言ってんだ！」
「七海先生…ってか、どうしたんすかその格好」
七海は真夏だというのに、白いスーツにピンクのネクタイ、白いハットでキメていた。
「今日はちょっとしたデートがあってな」
興味津々、といった顔で相手誰なんですか、と究が身を乗り出して聞いた。
「バラのように美しく、鋭い棘を隠し持つ、怖い女」
胸ポケットから写真を取り出し、余程美人なのかうっとりした顔で眺める七海。
「顔とセリフが全然合ってないんですけど」
メグから辛辣なツッコミを入れられた七海はあちぃなこの部屋、と誤魔化す。
「というわけで、団先生から、新しい指令だ」
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みゅーちゃん(プロフ) - 癒璃華さん» わぁ〜！楽しみに待っています！ (2020年4月17日 1時) (
レス) id: 44104ca164 (このIDを非表示/違反報告)
癒璃華(プロフ) - みゅーちゃんさん» 体の心配までして頂いて、ありがとうございます！毎日色々捗りすぎて廃人寸前です。下書きが勝手に佳境を迎えてて毎日頭悩ませながら楽しく書いてます。下書きが完成次第大量投下の予定なので、しばらくお待ちくださいね〜 (2020年4月17日 1時) (レス) id: 1c23a7eb52 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - 癒璃華さん» 楽しみにしてます！この事態ですから体調にもお気をつけください。 (2020年4月11日 19時) (レス) id: 44104ca164 (このIDを非表示/違反報告)
癒璃華(プロフ) - みゅーちゃんさん» ありがとうございます！現在次々下書きを進めていますので、順次ストックが出来次第更新していきますね〜！コロナ休暇のうちにやっちゃわないと、また止めちゃうので… (2020年4月11日 19時) (レス) id: c85d21b8f5 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - 癒璃華さん» 早速読ませていただきました！これからも応援しています！ (2020年4月11日 15時) (レス) id: 44104ca164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：癒璃華 | 作成日時：2018年3月22日 19時
