レヴィアタン ページ9
西村が連れていかれた後、なんとなく気になって宇髄さんに聞いた。
「どうして響凱は笑ってたんでしょうか」
「んなこと知ってるわけねえだろ」
「ええっなんでじゃあ笑ってるとかどうとか言ってたんですか!?」
「犯人どうようするかと思って」
ええ、そんなこと・・・?と引いていると遠くから煉獄さんが走ってきた。何かあったのだろうか。
「宇髄!今回も世話になった。感謝する!!それから君も、ありがとう!」
「まあこいつは俺の下僕だから頑張って当然なんだけどな」
「ちょっと下僕って!!」
「、?何故下僕なんだ?」
「こいつ前に事務所で預かってた壺割ったんだよ。550万円分もな。それの弁償金払えねえって言うから俺が立て替えて、それを払うまで事務所で住み込み俺の下僕」
「だから下僕はやめてくださいって言ってるじゃないですか!!」
「・・・そういうことか、ならもう大丈夫だ!!」
そう言うやいなや、煉獄さんが私の肩をぐわしっと掴んで言い放った言葉はまるで雷のように、ピシャアアアンと聞こえるはずのない音をたてて心どころか能天に突き刺さった。
「俺が君を嫁に貰おう。そうすれば俺が金を宇髄に払って晴れて下僕卒業だな!!!」
熱が出そうなので明日はお休みしたいです。何を言っていらっしゃるんですかこの人は。
「いや、こんな使いっぱしりのいい下僕そう易々と渡せるわけねえだろ」
あなたも何を言っているんですか。
そんなこんなで事務所に帰りついたときにはもうすっかり日は落ちていた。
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なるせ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!続編に移行しました。これからもよろしくお願いします。 (2020年5月5日 1時) (レス) id: e20a86a6d7 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とってもとっても面白いです!更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2019年10月6日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
なるせ(プロフ) - クラゲさん» ですが鬼だったキャラは響凱同様、今後も一寸ずつ出していこうと思っています。それでもよろしければ、これからもよろしくお願いします。 (2019年9月24日 21時) (レス) id: e20a86a6d7 (このIDを非表示/違反報告)
なるせ(プロフ) - クラゲさん» コメント諸々ありがとうございます。本当に期待を裏切るようで申し訳ないのですが、ややこしくなってしまって私では書ける自信が無いので組織どうこうは今のところ考えていません。 (2019年9月24日 21時) (レス) id: e20a86a6d7 (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ(プロフ) - コ〇ンだと、敵が黒の組織だから、この作品は無惨様と十二鬼月が敵になりそう…… (2019年9月24日 20時) (レス) id: 3962cab233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なるせ | 作成日時:2019年9月23日 12時