167話 本当の俺達のサッカー ページ33
鬼道「これは、俺とこいつらの問題だ」
ボールで蹴られた痛みに耐えながら立つ鬼道君を見て私はぺたりとフィールドに座り込んだ
瑠奈「……そ、そんな」
不動「そうそう、手は出さない方が良いぜ」
円堂君への警告なのだろう「手を出せばお前も痛めつける」そんな風に聞こえた。
鬼道「どうしても、影山から離れないのか」
源田「そうさ、総帥だけが俺達を強くしてくれるんだっ！」
佐久間君は源田君の言葉と同時に昔の仲間である鬼道君へまたボールを思いっきり蹴る
ダメージの強く重みのあるシュートを3本も食らった鬼道君は立つのがやっと
瑠奈「鬼道君！！！！！」
鬼道「来るな！」
瑠奈「ッ…」
ワナワナと体が震えながら鬼道君の元に行こうとするが鬼道君に止められてしまう、円堂君は私の腕を掴んでいる
鬼道「俺達の……俺達のサッカーは！」
佐久間「俺達のサッカー？俺達のサッカーは負けたじゃないか！」
4本目のシュート、顔めがけて飛んで行くボール
これ以上！！！！
円堂「！瑠奈！」
円堂君からスルリと抜け出してボールを止める
体で止めたから痛みが全身に走った
瑠奈「ぐぅぅ…！」
鬼道「氷河月！」
瑠奈「こんなの、間違ってるよ」
目に浮かべる涙が頬を伝って、ポタポタと草の上に落ちる
瑠奈「間違ってるよぉ……」
鬼道君の前で膝をついて涙をこぼす
そんな私の肩に鬼道君は手をかける、申し訳ない顔で私を見ながら背中をさすってくれた
円堂「影山に従う奴等に俺達のサッカーなんて言わせない…俺は今までサッカーは楽しめばいいと思ってきた、勝ち負けやその結果だって、だけど、今日は違う、
お前達の間違いを気付かせるためには、戦って絶対に勝ってみせる、見せてやるよ！本当の俺達のサッカーを！」
瑠奈「本当の俺達のサッカー……」
不動「フフフフ……」
佐久間「今度はお前が敗北の屈辱を味わうことになるな、俺達には秘策があるのさ」
瑠奈「え？」
鬼道君にニヤリと怪しげな笑みを浮かべる佐久間君
不動「おっと！それまで、敵に情報を教えちゃダメだぜ、ま、せいぜい頑張るんだな」
そう言って3人は建物の中に入って行った
そこまで聞いた途端、私の体は重く感じた
円堂「瑠奈！大丈夫か？」
瑠奈「円堂君…」
鬼道「氷河月」
瑠奈「ぅん？」
膝をついて私の顔を、申し訳ない表情で見ている鬼道君がいた
鬼道「お前達まで巻き込んでしまった、すまない氷河t「瑠奈」え？」
立ち上がって鬼道君に背を向けた
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サッカーバカ(プロフ) - 鬼道君たちの皇帝ペンギンは可愛いですよね！更新するスピードは遅いですが他の作品の更新は多いと思います！頑張りますね！ (2018年4月13日 23時) (
レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
猫丸(プロフ) - サッカーバカさん» 171話?の皇帝ペンギンを可愛いペンギンっていうのがとても笑ってしまいました(*´ω`*) 次も楽しみにしています!!応援してます。^^* (2018年4月8日 10時) (レス) id: c6ed409284 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 猫丸さんの作品楽しみにしてますね！早く読んでみたいです！頑張りますのでよろしくお願いします (2018年4月2日 15時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
猫丸 - 初めて失礼します。キャラクターの恋愛がとても楽しませてもらっています。(´∀`)次がどうなるか楽しみです!!応援してます。 (2018年4月2日 14時) (レス) id: 545b6a3752 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 豪炎寺君の方が今のところ予定してますねー、世界大会編書くか迷ってます (2018年3月28日 1時) (レス) id: 7a8e0b57d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ | 作成日時：2018年3月17日 10時
