依存と裏。【デスノート】

六話＊ ページ7

朝が来た。




「月ー！おはよー！」




気持ちを切り替えていかなきゃね。




月「おはよう。

朝から元気だな。」




「今日はそういう気分なんだよ！」




嘘だけどね。




月「Aらしいね。

…所で、その赤い印どうしたんだ？」




「…………えっ？」




月「ほら、首元の。」




「………っ！？」




これは…誰がどう見ても分かるだろうなぁ…。




世に言う、キスマークがつけられていた。




やった犯人はもう決まったも同然。





…L…………。





覆いかぶさってきた時に、いつの間にかつけられていたようだ。




気付かなかった私、凄い。




月「一体、何があったんだ？」




「あはは、これはまー…えっと………猫に噛み付かれたの！」




う、我ながら苦しい言い訳……。




月「…嘘、だな。」




「…あは。」




月「本当のことを言え。」




「ね、猫が…。」




月「言え。」




「…昨日つけられました。」




月「誰に。」




「そ、それは言えないなー！」




月は、私とLが会っていることを知らない。




そんなの伝えたら、きっと___



ミサさんみたいに、あの優しい笑顔で利用される……！




月に利用されるなんて、嫌だ！




月「…………言わないんだな。」




「ご、ごめんっ…。」




月「…そうか。

だったらいい。」




「ありがと…！」




良かった…。




大きなため息と同時に、首元に痛みが走った____

七話＊→←五話＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す