依存と裏。【デスノート】

もういちど ページ31

…また最初から。









『何で？何で私のこと愛してくれないの？』

『さっきまた他の女と一緒にいたよね！？』


『愛しています。』


『っ、もう来ないでよ！』


『何処に行くんですか。』

『好きなんですよ…！』


『その台詞、他の女にも言ってたんでしょ…！』


『Aさん！危ない！！』




ｷｷｲｲｲｨｲｨｲｨ！！




ﾄﾞﾝｯ




『ｶﾊｯ……、なんで、私だけ…。』

『Lのこと、愛してたのに…何で私を見てくれないの？』

『もうこのまま夢から覚めなければ良いのに…な。』


『A…。

俺がその願いを書いておくぞ…。』



『……しに、がみ…？』


『おやすみ、A…。』


『あれ、何で…消えちゃ、た。』




『Aさん…もう、目覚めてくれないんですか…。』

『今日は貴方の誕生日なんですよ…。』

『せっかくAさんの友達と一緒に買いに行ったのに…。』

『早く覚めてくださいよ…。』









《小野木 A

自分の寿命が尽きるまで、永遠に目覚めることは無い。
夢の中で幸せな暮らしを送る。》

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