依存と裏。【デスノート】

十四話＊ ページ15

「し、死神の目？

それがどうしたの？」




まだ月には話してないから、月のことについてかな？




月「…A、死神の目を持ってるんだろ？」




「え、？」




な、何で？




まだ話してないのに…。




月「Aはすぐ顔に出る…、動揺してるってことは持ってるんだな。」




「も、持ってる…。

でも何で知ってるの？

月に話した覚えはないけど…。」




月「ミサが教えてくれたんだ。

誰にも言っちゃいけないって言われてたらしいけど。」




「うっ…。」




月「何で教えてくれなかったんだ？」




「えーと、それは…、、」




利用されるから。




……そんなの言えないけど。




「……………。」




月「…答えたくないのならそれでいい。

お願いがあるんだ。」




「…お願い？」




月「…、Lの名前を見て欲しい。」




「…………っ！」




やっぱり。




月は、私を利用しようとしてる。




だから話さなかったのに…。




「や、やだ…。」




月「どうして？」




「月に、利用されるの、やだ。」




月「別に利用しようとしてる訳じゃないよ。

お願い、なんだ。」




「…絶対にや_______」




ﾄﾞﾝｯ




背中に冷たい感触。




月「…お願い。」




「や、やだって！

Lに死んで欲しくない！」




月「…今何て言った……？」




「………へ。」




私にも理解出来なかった。



Lなんか嫌いなはずなのに。




どうして、Lに死んで欲しくない、なんか。





もう、自分の事だって理解出来ないよ…！









『…やっと好きになってくれました？』

十五話＊→←十三話＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す