依存と裏。【デスノート】

十二話＊ ページ13

しばらく経ってから、寒気は完全に消えた。




やっぱりLだったのかな…。




モ「おーい、A。

もう夜だし寝ようぜ？」




「なんか寝たくない気分。

それにね、今日はLに呼び出されてないから満喫したいの！」




モ「確かにあの隈坊主、電話かけてこねぇな。」




「でしょ？

だから嬉しいの、楽しみたいんだよ！」




モ「することねぇじゃん。」




「そういうと思って、今から出かけるし！」




コートを掴みとって、ヒールを履く。




「いってきまーす。」




誰にもいない家に静かに声が響いた。




、




、





、




、




、




「えへへー。」




モ「さっきからなんだよ。

気持ち悪っ！」




「だって久しぶりの休みなんだもん！

楽しもーね！」




モ「わーったわーった。」




それから私は２人で沢山買い物やゲームをした。




縛られないってどんなに自由なことなんだろう。




Lのことなんて頭になくて、。




ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ




「…ん？」




沢山の袋を抱えながら、トイレの個室に飛び込む。




「ちょっとモーヌ、持って。」




モ「仕方ねぇな…。」




モーヌが袋を持ってから、電話に出た。




表示を見ずに。




L「………Aさん？」




「はっ……？」




何でLから？




まさか今から来いって？




L「…何で家にいないんですか？」




「だって外に、いる、から。」




L「そうだったんですか。

Aさんの家、とってもいい匂いですね…。

一緒に住みたいくらいです…。」




「まさか…、今私の家に、いる、の？」




L「当たり前じゃないですか。」




「な、何で！？」




L「Aさんを迎えに来たからです。

今どこにいるんですか？

早く教えて下さ____ﾌﾟﾂｯ




ﾂｰｯﾂｰｯｰﾂｰｯ




怖いよ。怖いよ。




家まで特定されてしまったの？




それに鍵も閉めたはずなのに……。




家にさえ入れないよ……。




もう…L、関わらないで…………！！

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