番外編1D-2 ページ18
あ：結構捗っているようだな、修復の方は。
セ：これでも予定より大幅に遅れている、思っていたより破損が強かった・・・ところでお前、天龍人のことはよかったのか・・・？反乱を買うだけだぞ。
あ：・・・正直、俺もあれは覚悟の上だった。それでも、俺はあいつらが嫌いだ、この世の中で最もな。
セ：そうか・・・まぁ、貴様はもう海賊だ。わしが言う必要はないな。
ガ：リオス・・・！！！
センゴクと会話をしていると、いきなりガープが部屋に入ってきた。
後ろで私を監視していた海兵たちはすぐさま敬礼をする。
あ：よう、ガープ。久しぶりだな。
ガ：突然海軍を辞めて、また急にここへきよって・・・！
あ：辞表を言いにきただけだよ。一度、きっぱりと話をしたかったからな。
セ：・・・クザン達にも言いに行くのか？
あ：そうだな、クザンと鶴さんたちには一言いいに行きたいと思っている。サカズキは・・・問題になるからやめておくよ。センゴクから言っておいてくれないか？
セ：あぁ、その方がいいだろう・・・知らせに行ってこい。後、終わったら一度こっちに戻れ。
あ：ありがとな、センゴク。
椅子から立ち上がったリオスの後ろに海兵がつく。
扉のドアノブに手をかけた時、ガープがリオスを呼んだ。
ガ：一つ聞きたいんじゃ・・・あいつらはどうしてる・・・
あ：すまないな、ガープ。今の私には、その質問に答えられないよ。
ガ：どこにいるとまでは聞かん。ただ、生きてるか死んでおるかだけ知りたいんじゃ。
あ：・・・元気だよ、相も変わらず良い笑顔をしている。
ガ：そうか・・・
ドアに手をかけたまま話すリオスの言葉を聞いて、ガープの表情が和らぐ。
センゴクはその会話に口を出さず、静かに二人の様子を見ていた。
あ：じゃあな、ガープ・・・次に会えるのを楽しみにしてるよ。
ドアを開け、部屋を出る。
後ろも振り向かず足を進めれば、当然のことながら部屋は遠ざかり、荒れたマリンフォードの光景が目に映る。
嬉しいのか悲しいのか、切ないのかもわからない。
俺は俺の道を行き、お前たちはお前たちの道を行く。
大概、君たちは優しすぎた。私の何をどこまで知っているのかは分からない。
それでも君らは、私を甘やかしていた。
お前たちが今まで通り
「海軍の正義」を守り続けていれば、
俺がここに置いてきてしまったものは無い。
海賊がどうとか海軍がどうとか、そんな理由や理論を考えるまでもなく私にはそのどちらも正解に思える。
終わり
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御堂雅妃(プロフ) - カインさん» コメント＆観覧ありがとうございます！こんな駄文に感動していただけるなんて・・・嬉しいです(^^♪ (2013年9月14日 6時) (
レス) id: 807c4c46ff (このIDを非表示/違反報告)
カイン(プロフ) - すごく感動しました！ (2013年9月14日 0時) (レス) id: 7e89144335 (このIDを非表示/違反報告)
御堂雅妃(プロフ) - 間mamaさん» コメント＆観覧ありがとうございます！（泣）←感動されたましたか！？嬉しいです＾＾ (2013年8月11日 17時) (レス) id: 807c4c46ff (このIDを非表示/違反報告)
間mama - とっても良かったです！！！！！（泣） (2013年8月11日 16時) (レス) id: f0ae96163d (このIDを非表示/違反報告)
魔道師＠御堂雅妃(プロフ) - 杏奈♪( ´▽｀)さん» コメントありがとうございます!ｗｗ三月まで私も我慢できないので、地道に書いていこうと思います！！よろしくお願いします(^^♪ (2013年2月10日 18時) (レス) id: 807c4c46ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御堂雅妃 | 作者ホームページ：http://nanos.jp/masaki2525/
作成日時：2013年1月24日 18時
