Destiny 157 ページ13
風「 ……ああ!中島の! 」
そんな気まずい空気をぶち破ってくれたのは
これまた大声で叫ぶ風磨くんだった。
優「 え、何?2人知り合い? 」
ポカーンと口を開けたままの部長と
興味津々に話を続ける岸先輩。
他の人達は、また何もなかったように
各々の話をし始めた。
風「 こいつ、俺の友達の妹 」
優「 え!そうなんすか!? 」
風「 え、だよな?中島の妹の…
Aちゃんっしょ? 」
『 はい!お兄ちゃんが
いつもお世話になってます! 』
風「 相変わらず可愛いやつだな〜 」
風磨くんは幼い頃みたいに、
私にデレデレで、頭を撫でてきた。
私のことをまだ中学生だと思っているらしい。
優「 てか、同じ会社なのに
気付かなかったんすね! 」
風「 んーまあ部署違うし、
こんなに美人になってたらな〜
気付けなかったわ 」
まだ私の頭をぐしゃぐしゃしてくる風磨くんは
ニヤニヤしながら話を続ける。
優「 風磨くん、何口説いてるんすか〜 」
風「 何言ってんだ、このドスケベ
Aちゃんは俺の妹みたいなもんなの! 」
そう言いながら、
私にべったりと抱きついてくる風磨くんは、
完全に私のことを舐めている。
優「 あんまりベタベタしてると、
彼氏さんに怒られますよ 」
風「 え?Aちゃん彼氏出来たの?誰? 」
優「 めっちゃイケメンなんすよ!
ねー!Aちゃん? 」
なんだか勝手に話が進められてるけど、
廉のことは風磨くんも知ってるし
イケメンだなんて…… 絶対バカにされるよ。
風「 え?なに?岸に会わせたの?
今度俺にも会わせてよ 」
『 いや、無理です 』
風「 はー?なんでよ?
岸はよくて俺はダメなの?
あーあ、Aちゃんって
そういうやつだったっけ〜 」
相変わらずお調子者の風磨くんに、
圧倒されて私は思わず。
『 あーもう!!
私の彼氏は廉くんなんです! 』
案の定、目をまん丸にして
言葉を失う風磨くんが目の前にいた。
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まる - 続き待ってます! (2022年10月16日 7時) (レス) id: 9a59a0ea88 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続き見たいです!頑張ってください! (2022年9月23日 23時) (レス) id: 9a59a0ea88 (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - まるさん» いつもコメントありがとうございます!嬉しいです! (2022年9月10日 11時) (レス) id: c2e6ba4c3e (このIDを非表示/違反報告)
まる - 更新ありがとうございます!楽しみにしていたので嬉しいです♪続きも楽しみにしてます! (2022年9月9日 20時) (レス) id: 9a59a0ea88 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 更新待ってます! (2022年9月4日 11時) (レス) id: 9a59a0ea88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mii(みぃ) x他2人 | 作成日時:2018年5月30日 20時