D14:NEW! ページ15
ジェ「スノー！今すぐベンのプレゼントを見せましょう！」
「え、えぇ…ルミエールさん！」
ジェ「除幕式を！」
皆と同じように戸惑ってしまっていたがジェーンの言葉に急いでルミエールさんに声をかければすぐに対応してくれた。
ル「ベン王の傑作をお目にかけましょう！大切な方への贈り物です。」
ルミエールさんは優しい表情でマルを指すと柔らかく微笑む。
船に飾られた紫の髪、紫のドレスを着た「緑の目」のマルのステンドグラス。
マ「イヴィ。ベンは私を見ていてくれた…」
イ「本当のあなたが好きなのよ。」
「真実の愛」その素晴らしさに皆が心を奪われた。
ウ「布を被せな！」
ル「とんでもない！」
ウーマがそう怒鳴ると周りからは驚きの声が上がる。それに気づいた彼女は再び笑顔を作りベンに問いかける。
ウ「私への贈り物は何かしら？」
ベ「発表する！ウーマを王家に迎え入れる。」
王「ベン、」
ベ「父さんうるさい！」
珍しく声を荒げてそう国王に言い放つベンを見てわかった。…操られているのだと。
ベ「だから彼女への贈り物としてバリアを完全になくす」
「ベン！」
たしかにベンのやりたかったことの一つではあるけれど、こんなやり方で達成したかったことではないはず。
階段を駆け降りてベンの元に行く。
「ベン！あなたが何を言ってるのかわかってるの？そんなことをしたらあなたのやってきた全てのことが水の泡よ！」
ベ「スノー、君の意見は聞いてない！」
再び声を荒げるベンに少し怖気付いてしまう。しかし負けるわけにはいかない。
ここで譲ってしまったらベンの目指していたオラドンとロスト島を"本当の意味で繋ぐこと"が二度と出来なくなってしまうもの。
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作者名：ちくわ | 作成日時：2022年5月26日 15時
