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D13:NEW! ページ14
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ルミエールさんの登場とともに船上に響くラッパの音。
ル「マル様のご登場です」
みんなの注目が入口に集まる。イエローのドレスにブルーの刺繍。マルったら…
「とっても綺麗…」
マ「ありがとう。あなたもよスノー」
緊張しているのか軽く微笑みながら階段を降りていくマル。国王様も女王様も歓迎ムードで安心した。
ル「ベン王の登場です！」
再びルミエールさんが声を張り上げるとベンが入ってくる。
「ベン…？」
こちらをチラリとみて笑顔を見せるベン。…なんだか違和感がある。
階段をゆっくり降り、マルの前に立った彼は深くお辞儀をする。
ベ「話そうと思ったんだけど…」
そうベンが告げた瞬間、入口からは綺麗なドレスで身を飾ったウーマが立っていた。
困惑する会場。
ベ「驚かせてごめん。島でウーマに会った時感じたんだ。運命をね。」
マ「つまり…？」
ウ「恋に落ちたの。私たち、似たもの同士だと気づいた。」
そう言って微笑み合う2人にマルはどんどん顔を歪めていく。
ウ「ねぇ、マル。あなたには本当に感謝してる。何もかも。どうもありがとう。」
ハグをするウーマの真意はまるでわからない。あんなにマルやベンのことを恨んでいたのに…？
ベ「僕と結ばれない運命だとわかってたから、好きと言わなかった。ありがとう。」
手を取り合いダンスを始めた2人に周りはどんどん引いていく。
国王は固まってしまい、女王は不安そうに見つめる。
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作者名：ちくわ | 作成日時：2022年5月26日 15時
