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『あ、あはは…そんな訳ないじゃないですか主任〜』
ヤバい
昨日の口だけ女ってバレる…!
口だけ女じゃないんだけどさ…
なんとなくバレたくなくて慌てて顔を隠した
不自然だよね
めっちゃ主任怪訝そうな顔してるし
JK「ついでに君のコーヒーも注いであげよっか?」
『あ、ありがとうございます』
早くコーヒーをもらって立ち去らなきゃ
これ以上変な女だって思われたくない!
JK「はい」
『ありがとうございます』
よっしゃ早くデスクに戻っ…
JK「もしかして昨日のこと気にしてる?」
待って!普通にバレてるじゃん
立ち去ろうと背を向けて一歩踏み出した途端主任から出た言葉に思わず立ち止まってしまった
どうしよ…後ろ向けないしこのまま無視してデスクに戻るのも感じ悪いし
主任に背を向けたまま返答に困っていると
JK「まぁ、安心して“あの出来事”は誰にも言わないから。口だけ女さん」
そう言い残し私の肩を数回ポンポンして給湯室から主任は出ていってしまった
残された私は
『なんなのあの性悪男!』
怒りで手が震えていた
大股で自分のデスクまで戻る
ミナは私の形相に唖然としている
あぁ!ほんとに腹立つ!
私は自分のデスクを手のひらでバンバン叩いていた
部署のみんなの視線を気にせずに
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作者名:らりぃ | 作成日時:2019年6月18日 20時