運命の足し算 (ページ4)

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え、何かの間違いだよね？

他人の空似だよねきっと

あんな爽やかそうな人が私のこと口だけ女とか言うわけないもん

『…仕事しよ』

余計なことを考えないようパソコンの画面に集中する

だって仕事してなきゃ昨日の嫌な出来事思い出しちゃうから

MN「Aなんかあった？」

『え？な、なにが？』

そうミナに聞かれたのは昼休憩の時

MN「な～んか様子おかしい」

ジト目でこちらを見てくるミナ

なんかあったのはお見通しみたい

『そんな目で見ないの！ミナの気のせいだよ』

だって人違いかもしれないのに主任のこと話すわけにいかないもの

MN「Aが話したくないなら無理には聞かないから話せそうになったら言って」

うんさすがミナ

無理には聞き出さないとこがミナと一緒にいて心地良いとこ

昼休憩も終盤

コーヒーが無性に飲みたくなって

給湯室に向かった

給湯室の中からはカチャカチャと音が聞こえる

部署の誰かも私と同じようにコーヒーが飲みたくなったんだろう

そう軽い気持ちで給湯室のドアを開け中に入ると

『げ…』

JK「何？居ちゃ悪いの？」

主任がいた