非リアヲタク、就職したら人外に好かれた案件【SCP】

10000hit記念の番外編！ ページ42

これは、突然の出来事だった。

自室でビルと遊んでいた時、急にバン！と、扉が開いて、小柄な女性職員が頭をボサボサにしながら来るからメッチャびっくりした。


『なになになに、収容違反！？それとも誰かやらかした！？』

「は、はい……アベルが収容違反を起こしたのもうですけど………博士達が………ちょっと………」

『あー、了解。わざわざ報告に来てくれてありがとね。』


女性職員は「い、いえ………」と言いながら照れてる。


『で、博士達はどこ？何人かほっといたらアカン奴もいるから出来るだけ早く行きたいんだ。』

「えーと、何かあるか分からないので、大広間に……」

『うーい』


女性職員の方には、とりあえず休むように言って、ビルを抱えたまま、爆速で向かう。

廊下は走るんじゃありせん？ボクの脳内辞書にはそんな言葉ありませんね！





バァン！と大きい音を立てて、大広間を覗くと………









そこには、幼児をあやすブライト博士と、遊ばれるアベルと、どこか見覚えのある幼児達がいた。


ﾌﾞﾗｲﾄ「あ、Aちゃーん、助けて！」

ｱﾍﾞﾙ「引っ付くな。鬱陶しい……ﾁｯ、髪を引っ張るな！」


なんともカオスな現場である。

しかも、なぜ無事なのがketerしかいないのだ。

どうせならグラス博士とかアイスバーグさんとか、常識人を置いていって欲しかった……


『ﾊｯ、まさかだとは思うけど……誘拐…？』

ﾌﾞﾗｲﾄ「いや、そんな趣味ないからね！？」


ブライト博士とアベル曰く、この子達は右から、クレフ博士、アイスバーグさん、グラス博士、アイリスちゃん、カインさんらしい。

カインさんとクレフ博士は小学校中学年くらい、アイスバーグさん、グラス博士、アイリスちゃんは小学一年くらい。


『待って、メッチャかわいい。』

ｱﾍﾞﾙ「Aは本当に呑気だな。」


ほわほわと癒されていると、袖がクイクイっと引っ張られた。

どうやら、袖を引っ張ったのは、ショタクレフ博士だったようだ。

ショタクレフ博士が俯きながら、ちっちゃなスミレを差し出して、


「あの……俺のお嫁さんになってください！！」


と愛の告白をしてきた。

まだ、髪はやわらかくて、吸い込まれそうなキラキラとした水色の瞳。

ショタ好きにはたまらないだろう。

『そー、将来が楽しみねぇ〜』と、スミレを受け取って、頭を優しく撫でる。







___________



続きます！

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