非リアヲタク、就職したら人外に好かれた案件【SCP】

アイムノットゴリラ！！！ ページ32

今更、セキュリティチームや収容部隊が到着したか。

でも……


『ちょっと、時間稼ぎじゃなくて最早討伐じゃないの。』

ﾌﾞﾗｲﾄ「えーと、なにから突っ込めばいい？」

ｸﾚﾌ「おーおー、派手にやったじゃねぇか。」


クレフ博士はゲラゲラと笑っているけど、ブライト博士や部隊の人達はあんぐりと口を開けてこちらを凝視している。

まあ、それもそのはず。

ボクの傍らにはグッタリとしているクソトカゲと、凹んだ地面、ブライト博士を逃がすために壊した壁、極めつけにはほぼ無傷で立つボク。

財団やどんな屈強な者も蹴散らしてきた奴をいとも簡単に倒した、しかも年端もいかない小娘一人で倒したとなれば、こうなるのも無理はない。


『収容部隊の皆さん、こいつが気絶している内にさっさと収容しちゃって。いつまた暴れだすか分からないから。』

隊員1「はっ、ご苦労でした！scp-682は我々に任せて下さい！」

『ご苦労………って程じゃあないんだけどね。そうそう、また暴れたらボクに言って。また倒しに駆けつけるから。』


まあ、釘を刺しておいたからしばらくの間はあまり問題はないだろうけど。


隊員2「はっ、もしものときは連絡を入れます！(やべぇ、かっこいい………)」

『もしも、じゃなくてヤバそうだったらその時点で連絡をいれておいて。』

ｸﾚﾌ「まったく、うちのお転婆娘は随分とまあ、事後処理が子慣れているもんだ。」

ﾌﾞﾗｲﾄ「ひぇ、ある意味ゴリラより怖いよ……」

『あん？誰がゴリラって？』

ｸﾚﾌ「ジャック〜」

ﾌﾞﾗｲﾄ「ちょ、アルト？！『よし、次は貴様か
……』いやぁぁぁぁぁ？！」


とりあえずゴリラつったサルはフルボッコだドン☆


隊員3「流石の問題児もA様には叶わないよね。」

隊員4「きっと、俺達が束になっても絶対叶わないだろう。」

隊員5「うわ、考えるだけでめゾッとする。絶対にA様は怒らしちゃいけない人？いや、人なのかも怪しくなるくらい、きっと恐ろしい目に遭うぞ。」





後日、さらにめり込んだ地面と、地面のクレーターの中心で正座をするブライト博士と、黒い笑みを浮かべるAと、傍で動画を撮りながら爆笑するクレフ博士と、ギアーズ博士へのチョコを考えながら側を通って頭に？を浮かべて固まるアイスバーグ博士が見つかったそうだ。

この事件以来、A職員を怒らせるとアベルやクソトカゲが可愛く思えるような地獄を見る、と財団職員達の噂が流れたそうだ。

多分、この人苦労人ポジだよね→←誰かこのめんどくさいトカゲをどーにかして…………

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