非リアヲタク、就職したら人外に好かれた案件【SCP】

牛ー、じゃなかった…ぎゅー！ ページ13

『さあ、後はお好きにどうぞ。』


そういってボクは手を広げて笑う。


はっきり言って無謀だ。でも。


『それでも、キミを信じたい。』


お兄さんの手にはあの時、遠くに投げたはずの剣があった。


…………ああ、切られるんだ。バイバイ、ボクの梨とリンゴ…………←←←








＿＿＿＿＿だけど、現実は思ったのと違った。


じっと、来るはずの痛みを待っていても来ない。

ハッ！(°Д°)
もう死んだのでは…！(テンプレ？んなの知らぬ←←)

と思い、おそるおそる目を開けると、



ﾃﾞﾃﾞｰﾝ！←←



ドアップでお兄さんの顔があった。
なんでどいつもこいつも顔がいいんだよ！←←


『殺さないの…？』

076？「……殺す気失せた。無抵抗な女殺して何が面白い。それに…」

『それに？』

076？「お前、強いしな！」

お兄さんはニマニマと笑って言う。



………what？



ｱﾍﾞﾙ「…お兄さんってのも悪くないが、なんだかむず痒い。私のことはアベルって呼べ。」ｷﾞｭｰ

『分かったから分かったから、離r「やだ。」即答？！』


『…………なんであの時殺さなかったの？ボクを殺せば、アベルはもっと暴れられただろう？』


ｱﾍﾞﾙ「強い奴には敬意を払うのが普通だろ？それに………… (惚れた女を殺すほど私は殺しをしたい訳じゃない……)」

『アベル、なんか大きい猫みたい。』

ｱﾍﾞﾙ「うるせぇ…。お前の名前は何て言う…。」


『ああ、自己紹介がまだだったね。改めましてボクは紅坂A。一人称はボクだけど一応女ね。あと暑い。 (なんでブライト博士もカインさんもアベルも…)』


ｱﾍﾞﾙ「……おい。」

『ん？』

ｱﾍﾞﾙ「…………今、カインって言わなかったか？」

『あ、聞こえてたの？うん、言ったよ？』

ｱﾍﾞﾙ「あのクソ兄貴……。…………もしかして、告白は『あー、された。』……マジで殺す。」


アベルさん？！貴方、顔が本気(マジ)よ？！


『どうどう。兄弟喧嘩はやめて。』

ｱﾍﾞﾙ「Aが言うならやめてやる………。」


どっちかっていったら大型犬かもしれない……。


ぎゅー、と抱きしめ返すと……あ、耳と尻尾が見える………(重症)
しかも尻尾がぱたぱたと動いてご機嫌そう。(救急搬送)




＿＿＿＿＿＿＿しばらくしてブライト博士(人間)が来て、死ぬ程不機嫌なアベルを落ち着かせるのと、騒ぐブライト博士をシバくのにも苦労するのは別の話。

ボクの部屋に侵入するのが流行ってるのかな？→←だが断るッ！

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