非リアヲタク、就職したら人外に好かれた案件【SCP】

だが断るッ！ ページ12

『え、やだ。』

076？「……は？」


『だから、い・や・だ！』

076？「……正気か？私を殺さないとお前が死ぬだけだ。生きたいのであれば殺せ。」

『こんな顔面国宝級のイケメン殺せる訳ないでしょ。おまけにボクは無駄な殺生は嫌いだし！』←←

076？「………言っている意味がわからん。」

『だー！かっこいいお兄さんのこと、ボクは殺せない！ボク無駄な殺生嫌い！平和最高！分かっていただけた？』

076？「本当に平和を望むなら私を殺せ。殺さないと私はまた暴れて殺し始める。」

『全然分かってないじゃん！ボクの言う平和はお兄さんも、ボクも、世界の人間も動物もscpも！皆が共存できる世界のことだ！だからボクはお兄さんを犠牲にした平和を平和とは言わない！絶対に！』

076？「………私にはわからない。お前の言う、平和が！共存が！」

おっと。怒らしてしまっただろうか。

お兄さんはまた剣を振るう。だけど…


『ボクの言う平和とは、常に無駄な殺生のない世界。ボクの言う共存は互いに過干渉のない世界。簡潔にまとめるとこんな感じかな？』

と言いながら、ボクはひょいっと避ける。

076？「うるせぇ…黙れ…私は私は私は私はッ…！そんなの出来ないくせに…平和だ共存だ言うんじゃねぇ！」

『じゃあさ、お兄さんはそのまんまで良いわけ？』

お兄さんの攻撃がピタッと止まる。

076？「………どういうことだ。」

『そのまんま。ずっとさ、脱走して、殺して、見つかって、殺されて。なんてイタチごっこやってていいの？』

『それって悲しくない？どっちかが滅びるまで終わらないループなんてさ。』

076？「だったらお前はそのループから私を、私達を救ってくれるのかよ！」

『救えない。救えないよ…。ボク一人でなんて。』

076「だったら…！『でも！』」

『傍にいてあげることは出来る。話を聞いてあげれる。道を踏み外そうなら力の限り止めてあげれる！』

『だから、喋ってよ…。それがどんなに間違っていようとも、ボクは聞くから…！絶対に否定したり批判したり、しないから。聞かせてよ。お兄さんのこと…。』

076？「黙れ…！偽善者が！」

『偽善者でも構わない。それがお兄さんにとってのボクならボクはそれだけの奴だったってことだから。……でも、忘れないで。ボクはキミの味方ってことを。』

そういってボクは手を広げて笑う。

『さあ、後はお好きにどうぞ。』

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500hitありがとうございます！
発狂したら母上に変な目で見られました！

牛ー、じゃなかった…ぎゅー！→←梨リンゴぱわー！

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