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それはもう数分前のココ以上にピッキピキに青筋を立てていた。
テメェらよお〜と低く唸る三途さん。振り返ったことを今年一後悔してしまった。
ココは悪い顔で笑いながら私の腕を引っ張る。
「え?なに?」
「逃げるぞ」
直後、パァンと乾いた音がうるさい程部屋に響いた。
「自分の足りねえ頭のせいだろチャカを出すなチャカを!!wwwwwwwwwwwwww」
引っ張られるまま部屋を飛び出し、廊下を爆走する。
いい歳した大人が廊下を走り回るのは如何なものか。
一周まわって冷静な私はゲッソリとした顔で足を動かしている。
それより私は引きこもりなのでゲロほど体力がない。
走り出して30秒も立っていないがすでに息絶え絶えで死にそうだ
ひゅん、と
足元に銃弾が掠る
「梵天嫌すぎ!!!!!!!!」
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辿り着いた先の大きな扉に押し込まれる。
「ぶっ」
「おいAはやく入れ俺が死ぬ!!」
目の前に広がるのは緑色だった。
「死ぬ!!!!」
ココがわたしの後ろに無理やり入ったせいでぎゅうぎゅうだ。
カンっカンッ、と扉の裏に銃弾が当たる音がする。
私とココは はあ〜と息をついた。
視線を上にあげると、紫色のタレ目と目が合う。
行先を塞いでいたのは、怪訝そうな顔をした灰谷竜胆サンだった。
パステルカラーのスーツを着た彼は銃弾のあとを一瞥するとまたこちらに視線を戻し
「…………………なにしてんの?」
と呟いた。
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もちこちゃこ。 - めちゃんこ笑いましたwww作者さん大好きwwww (2021年10月3日 14時) (レス) @page10 id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 作者様素敵なお名前ですね、惚れました(((ストーリー大好きです!!更新応援してますっ! (2021年9月25日 12時) (レス) @page5 id: f68d781c31 (このIDを非表示/違反報告)
ぎょな(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2021年9月22日 21時) (レス) @page5 id: a450d2d136 (このIDを非表示/違反報告)
ガンギマリ明太子(プロフ) - レイスさん» あ〜んありがとうございます♡頑張りますので気長に待って頂けると嬉しいです♡ (2021年9月22日 15時) (レス) id: ee196f35b1 (このIDを非表示/違反報告)
レイス(プロフ) - アッッ!神作みっけ(((殴 雰囲気が凄い好きです😆更新楽しみにしてます! (2021年9月20日 22時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガンギマリ明太子 | 作成日時:2021年9月19日 11時