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「いや………結構です………」
さすが梵天、日本一の反社会的勢力。
例え三途さんからの勧めであってもヤクには手を出したくないので書類に向き直る。
ざっと目を通し名前を書き印鑑を押す。
三途さんは先程の私のように肘をついて書類を静かに見つめている。
と思いきや
「ギャハハハハwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!!!!!!!!おま、お前の苗字スゲ〜〜wwwwwwwwwwwwww」
余裕でグラスを割れそうな声量で笑い出した。
「うるせえぞヤク中!!!!!!!!」
顬に青筋を立てたココが机を叩いた。
「誰がヤク中だコラァ!!!!」
さっきも聞いたような言葉を放つ三途さんは負けじと高そうな椅子を蹴り倒す。
「ちょ、ちょっと落ち着いて」
「ア!?しゅんかしゅうとう とか変な苗字してるテメェのせいだろうが!!!!」
「「え?」」
ココと私は思わず目を合わせた。
突然静かになった私達に、三途さんは「は?おい、なんだよ」と戸惑いを隠せずにいた。
「コイツの苗字もっかい呼んでみ」
ココは震えた声で書類を指す。
「??しゅんかしゅうとう」
広い会議室に三途さんのしゅんかしゅうとう、という声がエコーした。
「ダハハハハハハハハwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!」
今度はココが大爆笑する番だった。
ああ、そういうことか。爆笑の理由が分かってしまった私は作業を再開した。
泣き笑いするココを見て、逆に落ち着いたらしい三途さんはドン引きした様子で呟いた。
「これキメたの、実は俺じゃなくてお前なんじゃねえの?」
「ハーーッwwwwwwwwwwwwwwそれはちげえだろキメたのはテメェだバカタレ」
「てかなんでお前そんなに笑ってんだよ気持ちわりぃ」
三途さんはまだ分かっていないようだ。
また吹き出したココは「"しゅんかしゅうとう"じゃなくて"ひととせ"って読むんだよバーーーーーカwwwwwww」と煽り散らかした。
反応が気になったのでちらりと三途さんの表情を伺う。
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もちこちゃこ。 - めちゃんこ笑いましたwww作者さん大好きwwww (2021年10月3日 14時) (レス) @page10 id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 作者様素敵なお名前ですね、惚れました(((ストーリー大好きです!!更新応援してますっ! (2021年9月25日 12時) (レス) @page5 id: f68d781c31 (このIDを非表示/違反報告)
ぎょな(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2021年9月22日 21時) (レス) @page5 id: a450d2d136 (このIDを非表示/違反報告)
ガンギマリ明太子(プロフ) - レイスさん» あ〜んありがとうございます♡頑張りますので気長に待って頂けると嬉しいです♡ (2021年9月22日 15時) (レス) id: ee196f35b1 (このIDを非表示/違反報告)
レイス(プロフ) - アッッ!神作みっけ(((殴 雰囲気が凄い好きです😆更新楽しみにしてます! (2021年9月20日 22時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガンギマリ明太子 | 作成日時:2021年9月19日 11時