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「六本木灰狂戦争の灰谷蘭だ!?」
「アンタよく声でかいって言われない?てかオレ達のこと知ってたんだ」
灰谷蘭サンは親指で後ろの方を指した。
その先には彼と似たような髪色をした男がポケットに手を突っ込んだままじっと私の方を見ている。
「じゃああの人が灰谷竜胆サン?」
「そうそう、竜胆〜こっちこいよ」
名前を呼ばれた男は面倒くさそうにゆっくりとこちらへ向かってきた。
灰谷蘭サンの隣に立った彼は無言で私を見下ろしている。
「……」
「スッゲ〜睨まれてるんですけど…」
ココ〜三途さ〜んと助けを求めようとするが、
2人は大量の書類を持ってなにやら重要そうなことを話しているので助けてくれそうにない。
あ、まって、仕事してる三途さん素敵♡
ぽや〜っと三途さんを眺めているとちらっとこちらに視線を向けてきたので、
両手でハートマークを作って見せた。
すぐに視線を外して中指を立ててきた三途さん。照れ隠しかな?!
「オマエ三途のこと好きなの?」
意外にも話しかけてきたのは灰谷竜胆サンの方だった。
「いやあ、別に、そんなことは……」
「ほんとに〜?あのヤク中に一目惚れしたんじゃないの?」
灰谷蘭サンに強い力で肩を掴まれる。
あーー!肩割れる!!ゴリラゴリラゴリラ!!
「おい誰がヤク中だ」
私の肩に置かれている灰谷蘭サンの手を振り払ったのは三途さんだった。
「ほんとのことだろ」
竜胆サンのツッコミを完全にスルーした三途さんは倉庫の外で待っているココを指さした。
「手続きするから来いよ」
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もちこちゃこ。 - めちゃんこ笑いましたwww作者さん大好きwwww (2021年10月3日 14時) (レス) @page10 id: b54f2c1a06 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 作者様素敵なお名前ですね、惚れました(((ストーリー大好きです!!更新応援してますっ! (2021年9月25日 12時) (レス) @page5 id: f68d781c31 (このIDを非表示/違反報告)
ぎょな(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2021年9月22日 21時) (レス) @page5 id: a450d2d136 (このIDを非表示/違反報告)
ガンギマリ明太子(プロフ) - レイスさん» あ〜んありがとうございます♡頑張りますので気長に待って頂けると嬉しいです♡ (2021年9月22日 15時) (レス) id: ee196f35b1 (このIDを非表示/違反報告)
レイス(プロフ) - アッッ!神作みっけ(((殴 雰囲気が凄い好きです😆更新楽しみにしてます! (2021年9月20日 22時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガンギマリ明太子 | 作成日時:2021年9月19日 11時