店の前で２ ページ5
『そうですね… 和菓子を時々買いにくるぐらいですし…』
こういう相手に嘘はつかない方がいい。バレたときのリスクが大きすぎる
「ふ〜ん、来てはいるんだ」
『はい！どうですか、あなた方が探している灰崎くんが買っていくこの店の和菓子、気になりません？』
要は菓子さえ買ってもらえれば文句はないのだ。今ここにザッキローニがいないのは明白である、だったら今日は帰ってもらい明日早乙女を呼んでくれば解決するのではと思ったのだが、
「アンタ、俺達のこと怖がらないんだな」
全然たじろぎもしねぇし、と言うがこちらだって全く怖くない訳ではない。しかし会ったばっかりの人にビクビクするのも失礼なのだ。
【第一印象で人を決めつけるな。接客業は一期一会なんだ】
こういう教えを私は親から受けてきた。今は接客ではないけれど、それでも出会いは大切にしたい
『当たり前ですよ。人の身体的特徴で相手を決め付けて差別するって最低じゃないですか。
それにお兄さん達、眼孔がちょっと鋭いけど昔から言いますよ、ヤンキー顔はモテるって』
少し盛った部分もあるが、ほぼ本音だ
3人組は面食らったような表情に変わった。誉められるとは思っていなかったのだろう
「アンタ変な奴だな」
「ハッ…」と自嘲気味に笑った
デコ出しの男いきなり近づいてきたかと思うと、グイッと制服の青いネクタイを掴み上げ、私の顔を見定めるように見る。流石というか力が強く、少々苦しい
「ふ〜ん、顔はなかなかの美人じゃん」
「そうなんですか？」
「へ〜」
そう言ってカフスをつけた黒髪がスカートに手を伸ばしてくる。下は体操着のズボンを穿いているのでまだいいが、男に美人と言われた嬉しさとネクタイから手を離さないこととちょっとした恐怖で頭はいっぱいだった
だがここの集団、端から見れば″女子生徒にカツアゲしている不良″にしかみえないのである
「一期さん…？」
この声は、
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研磨の彼女になりたい人 - 完結おめでとうございます！！とても面白かったので終わってしまうのは悲しいけれど、新作など楽しみにしています！！ (2018年11月3日 22時) (
レス) id: ea485f4be1 (このIDを非表示/違反報告)
芥川夢歌(プロフ) - 良子(ラッコ)さん» なるほど…了解です！この小説とても面白かったです、新作やその他の小説の更新楽しみにまってます！ (2018年11月2日 0時) (レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)(プロフ) - 芥川夢歌さん» 申し訳ないのですが、本編は終了です。あとがきをこちらのミスで非公開にしていたため誠に申し訳ありませんでした。この作品を読んでくださりありがとうございました (2018年11月1日 23時) (レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
芥川夢歌(プロフ) - この話終わりってでてるのですが、完結ですか？ (2018年11月1日 22時) (レス) id: 271215d97c (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)(プロフ) - いるものと違ったなら申し訳ないです。応援ありがとうございます、これからもぜひ楽しんでください！ (2018年10月15日 17時) (レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ) | 作成日時：2018年10月9日 22時
