癒し ページ47
『先輩〜！お会いしたかったです！』
本当ならガバッと抱きつきたいが、あいにくここは豪炎寺先輩のがいるせいで注目をあびており、人目が多すぎる。
仕方なく断念するが、ここ最近色々濃すぎて癒やしてもらいたいことが沢山あった。故に会えて物凄く嬉しかったのだ。
それは顔にでていたようで後ろからひそひそと「Aがめっちゃいい笑顔」と聞こえてきたが、今回は無視の方向で
『半田先輩がいらしてたなんて全然気付きませんでした… でもそれだけ周りに溶け込めるなんてやっぱり先輩凄いです！何者にも染まらないその純白のオーラは本当に癒しです！』
「そうかな…！」
本当に半田先輩は凄い。私の周りの人達…ザッキローニや水神矢などは個性の塊だ。
食べ物に例えるならザッキローニ達が"トンカツ"なら先輩は"キャベツ"、"ケーキ"なら"お茶"、トンカツもケーキも美味いが味が濃いのでお茶やキャベツが食べたくなる。
半田先輩は濃すぎる私の生活を癒す、いわば"中和剤"のような人だ。だからこの人は凄いのだ
「単にお前の個性がなさすぎて目立たなかっただけだろう」
「俺豪炎寺のそういうとこ嫌いだよ」
『先輩、半田先輩の悪口は許しませんよ』
貴方も半田先輩を見習って少しは個性を抑えるべきだと思う
「なぁA、その人誰だ？」
『はぁ！？』
万作の放った失礼極まりない言葉に半田先輩はガクッと肩を落とし、豪炎寺先輩は口を手で抑えて笑った
『こら万作テメェ！この人を知らんのか！？
この人はなぁ、半田真一先輩！円堂先輩・染岡先輩と共に雷門中サッカー部を立ち上げ、更にFFで優勝を成し遂げたMFで私の癒しの先輩だ！！ あとお前敬語使え！先輩は３年生だぞ！！』
「えっ、先輩！？」
「どうしよう俺、覚えてもらうどころか先輩として見られてなかった…」
「ふっ…ふふふ」
「笑うなよぉ」
とりあえず半田先輩を悲しませた万作は後で殴るとして、私はさっきから一向にしゃべらない小僧丸が気になっている
『小僧丸、大丈夫？』
「ああ…
あの…豪炎寺さん、Aといつ知り合ったんですか…？」
信じられない…という表情で小僧丸は言った。よほどショックだったのだろうか
「知りたいか？」
「はい」
出会いと言われてもそんなエピソードなんてないのだが
「そうだな… あれは今年のバレンタインの日だった…」
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(・∞・)ラッコ - 浜野鶴正さん» ありがとうございます！興味をもっていただけて嬉しいです、更新頻度を誉めて頂けるとは予想していなかったので驚きましたが、ありがとうございます！ (2018年10月9日 22時) (
レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
浜野鶴正(プロフ) - 最近見始めました！更新頻度いいと思います！ザッキローニ笑 (2018年10月8日 14時) (レス) id: 76900bd172 (このIDを非表示/違反報告)
(・∞・)ラッコ - 飴子さん» コメントありがとうございます！夢主の性格とネーミングセンスの両方を誉めて頂けるなんて光栄です、これからもよろしくお願いします！ (2018年10月7日 7時) (レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
飴子(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。夢主ちゃんのドライな言動と面倒見の良さのバランスが良くて好きです。秀逸なネーミングセンスにもクスリとさせられました。水神矢くんと一緒にこれからも灰崎を上手に構ってあげて欲しいです。 (2018年10月1日 23時) (レス) id: e8d9f617ef (このIDを非表示/違反報告)
(・∞・)ラッコ - ぴぽさん» お久しぶりです、応援ありがとうございます！心にぐっときたと言って貰えて嬉しかったです。部活の方も頑張ってください！ (2018年9月30日 19時) (レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ) | 作成日時：2018年8月26日 21時
