イナイレ　海外逆ハー夢 (ページ2)

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2話「1人目」ページ2

最初のチャイムが鳴ったのは2時30分丁度だった。
そういえばDVD返しに行かなきゃなと思い玄関を開ける。

「こんにちは！フィディオ・アルデナです。302号室に越してきました！」
「･･･」

そこには笑顔のまぶしいイケメンが立っていた。
パッと見た感じだと私と同じ年くらい。

これはラッキー。しばらく目の保養になるぜ！
と運のいい少女を演じながら笑顔で挨拶をした。

「山田Aです。よろしく」
「A！」

！？

気づけばその少年に抱きしめられていた。内臓が飛び出そうになる。
そういえばこの少年みたことがあｒ･･･

･･･フィディオ、

･････････フィディオ・アルデナ?

「フィディオ！？」

「俺のこと覚えてる？」

フィディオ・アルデナは中2のときに私が会場で迷ったときに会話を交わした。

イタリアのキャプテンだ。

･･･何故こんなところに？

「超次元だから！」
「人の心勝手に読むな！」
「いやぁ、Aは俺のことイケメンだと思ってたんだね！ありがとう！」
「話聞け！」
「俺はAのことずっとカワイイと思ってたよ！よろしく！」
「話聞いてる！？」

すると私のキュートなヒップに違和感が。

「いやぁ、Aのヒップは柔らかいね。大きさも丁度いい！」

何だこいつ。死ぬのか。死んでくれるのか。

「出て行け。」
「あーんAごめん！蹴らないで！」

股間においた足をどかすとフィディオは起き上がった。不死身か。

「じゃぁこれからヨロシクね！またくるね！」

もうくんな！

1人目は変態。
(最悪だ･･･)
(あいつまじ変態。くたばれ)