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最近皆が優しいからって調子乗りました。
「翔太も来るの？」
舘さんは約束通り手料理を振舞ってくれるようで、シャワーから戻ったら『なに食べたい？』って聞かれて『ハンバーグ！』とリクエストした。
タクシーに乗り込む私の背中を奥へと押し込んで渡辺くんも乗り込んで来たから舘さんが笑って聞いたら、唇を尖らせて「行くし」と窓の外を向いてしまった。
舘さんの料理が食べたかったから最後まで残っていたのか、とチラッと渡辺くんの横顔を見て思う。
「った……」
「「ん？」」
手を付いたらビリッと痛みが走って眉を寄せる。
反応して二人の視線が私に集中した。
両手を広げて、ふぅふぅと息を吹き掛けて治るわけでもないけどやってしまう。
「マメ潰れてんじゃん」
「ちょっと血が滲んでる。ちゃんと言わなきゃ」
「最近ずっとバチを握ってたから」
「帰ったら手当しようね」
「ありがとうございます」
頑張ってる証拠、と足をポンっと一つ叩かれた。
頑張ってる証拠か……。
だったらこの潰れたマメを見て自信を持とうと思う。女の子らしくない手ではあるけれど。
.
「お邪魔しまーす」
「うわー、涼太ん家とか何年ぶりだろ」
「て、翔太のことは一度も招いたことないけど」
「実家なら行ったじゃん」
「ああ、そっちね」
二人の会話を聞きながらリビングへ入ると、渡辺くんは早速ソファへ移動しゴロンと横になった。初めての家で寛ぎすぎじゃない？
舘さんの反応が気になって振り返って見れば、動じずにエプロンを身に付けキッチンへ。
「どうかした？」
「あ、いえ。渡辺くんがまるで自分の家のような寛ぎ方なので」
「いつも通りの翔太だよ。Aちゃんもゆっくりしてな」
「いえいえ！ なにか手伝いますよ！」
「あ、そうじゃん！ 翔太ー、手当してあげてよ」
「ん、救急箱どこ？」
「いや、あ、自分で！」
のっそりと起き上がって舘さんに言われた場所へ救急箱を探しに行く渡辺くんに言うと、舘さんが「甘えちゃえばいいんだよ」と玉ねぎを剥きながらウインクしてきて、甘えるって言ってもなぁと頭を搔く。
そうこうしていれば渡辺くんに呼ばれて、ソファに座ってる彼の前にぽふっと座らされた。
「手ぇ出して」
「あ、はい……」
無言のまま手当される。
意外と上手くて、皆アクロバットとかしてるからちょっと手当は慣れてるのかもしれない。
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ゆきんこ(プロフ) - yuyuさん» コメントありがとうございます！ キュンキュンさせすぎてすみません😂(よし！) 少しでも癒しになっていたら書くかいもあります！！ (2022年7月26日 23時) (
レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あやぱんさん» コメントありがとうございます😊 💛💜ですね！最初の方から女性として接してたので😌移行作業頑張ります！！！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - sakiさん» コメントありがとうございます😊 この章のトリにしましたね💛距離感ですか！誰とどうなるか、これからも応援よろしくお願いします！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - pontasasukeさん» コメントありがとうございます！ ええっ！初めて！？ そんな初めてもらえて、それを教えてもらえたのがまた嬉しいです😆ありがとうございます！体調崩しておりましたが、やる気いっぱいになりました！頑張ります！！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ★mmiioo★さん» コメントありがとうございます😊 さて誰を選びますかね😌 (2022年7月26日 22時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年6月17日 9時
