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私の後ろに居る男性にビクつくことも無く自然に聞かれて、そしてそのまま近寄ってくる。
「これアイツすきだと思うから」と、紙袋の中身を広げて見せてくれて中身は煎餅だった。
「あ、買わなくて良かった。お煎餅買おうとしてたら声を掛けられて」
「ふぅん。 それ買うの？」
あまり興味なさそうな態度で、カゴを奪われて「行くぞ」とそのままレジへと向かう。
慌てて後を追いながら、お願いだからもうついてこないでねって内心手を合わせたのに、
「お連れさん。その綺麗な彼女少しだけ貸してくれたりしない？」
なんて凄く失礼なことを言う。
私は貸し借りの対象ではないぞ！と流石にムカついて文句を言ってやろうと振り返る。
口を開きかけた時、後ろから伸びで来た腕が私の肩を抱きそのまま渡辺くんの胸にトンッと背中がくっついた。
「貸すわけねえだろ。こいつ俺のだから」
「…………」
ふをっ、そんなキザな台詞を渡辺くんが！？
思わず見上げれば、カチャとサングラスをずらして男性を挑発するように見て笑う。
「顔みて出直しな」
「くっ！」
この男性、体格は渡辺くんよりも遥かに凄いけど顔は全然で、渡辺くんの顔を見てぐうの音も出ないようだ。
そりゃあイケメンさんだから。ふふん。
「ほら行くぞ」
「うん！」
流石にそれ以上は関わって来なかった。
レジにカゴを乗せた渡辺くんにお礼を言おうと顔を覗き込むと、「くはっ」と変な声を出して顔を押さえるからビックリ。
どうしたのかと問えば、「恥ずくね？ あんな台詞ドラマでしか聞いたことねえし！」と、その自覚あったんだね。
「ふふ、でもカッコよかったです。それにありがとうございました」
「うわぁ……なぁ、言うなよ？」
「なにを？」
「さっきの事！ ふっかに言うなよ？」
「………フリ？」
「………」
「嘘です！言わないから睨まないで！」
会計を済ませて車に戻ったら、「なにしてたのぉ？ 遅かったじゃん」と起きていた深澤くんに聞かれた私を、ものすごい顔で見てくる渡辺くん。
大丈夫、言いません。
「渡辺くんと仲を深めてました！」
「「はあ！？」」
間違ってはいないと思う。
困ってるところを助けてもらったんだもん。
「ねえどういうこと！？ なにしてたんだよ！？」
「土産買っただけ…です」
「絶対嘘じゃん！ 嘘の顔してんじゃん！ なになに？ 俺も行けば良かったぁぁ！！」
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ゆきんこ(プロフ) - yuyuさん» コメントありがとうございます！ キュンキュンさせすぎてすみません😂(よし！) 少しでも癒しになっていたら書くかいもあります！！ (2022年7月26日 23時) (
レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あやぱんさん» コメントありがとうございます😊 💛💜ですね！最初の方から女性として接してたので😌移行作業頑張ります！！！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - sakiさん» コメントありがとうございます😊 この章のトリにしましたね💛距離感ですか！誰とどうなるか、これからも応援よろしくお願いします！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - pontasasukeさん» コメントありがとうございます！ ええっ！初めて！？ そんな初めてもらえて、それを教えてもらえたのがまた嬉しいです😆ありがとうございます！体調崩しておりましたが、やる気いっぱいになりました！頑張ります！！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ★mmiioo★さん» コメントありがとうございます😊 さて誰を選びますかね😌 (2022年7月26日 22時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年6月17日 9時
