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こういう時はノリに乗るべきだろうかってムードメーカーである向井くんを見習ってやってみたら、どうやら私には不向きだった。
目も当てられないのか、片手で目を隠して上を見上げてしまってる。
またシュンと落ち込んでしまう私に岩本くんが｢あれ悪い意味じゃないよ｣と、よく分からないフォローが入った。
｢あ、俺ね〜チャーハン食いたいわ｣
深澤くんが復活し、メニューの提案をすれば｢佐久間もそれが良い！｣といつも通りの二人に戻った。
｢チャーハン。そんな簡単なものでいいの？｣
｢スーパー寄らなくて良さげじゃん｣
｢はい。冷蔵庫にある物で作れます。岩本くんも良いの？｣
｢ん、チャーハン美味いし｣
｢だったら決まりです！｣
歩きながら話しているうちに稽古場から距離が出来て、ほんの少し気の抜けた会話に花を咲かせた。
帰ったら私が食事の支度をしてる間に、岩本くんが干してある洗濯物を取り込むとか、今日の夜の筋トレメニューがとか。そんな会話をしている私たちを、溜息を吐きながら見ている深澤くんに佐久間くんがクククと笑って居るなんて私は気づかなかった。
｢照ん家久しぶりー。お邪魔しまーす｣
｢おじゃ…｣
｢ただいまー！ ん？ 深澤くんどうかしました？｣
｢……いいや。何もないよ｣
岩本くんに続き佐久間くんが入り、私と深澤くんはほぼ同時に玄関へ入ったのに深澤くんは何故かボーッとして靴を脱ぐ気配がなくて隣を見上げると、明らかに嘘くさい笑顔で手を振る。
パッと靴を脱いで結局は先に彼が部屋に上がり、私も靴を揃えて立ち上がり振り向こうとした時それが敵わないことに気づいた。
深澤くんが真後ろに立っていて私が立ち上がると、腕を前へ回してきてギュッとされてしまったから。
｢っ、あの……｣
｢なんか妬けるよなぁ。少し前まであのポジション俺だったよね？ なぁにもっさんといい感じなの？｣
｢え？ なに言って……｣
目黒くんにも似たような事を言われた気がするけど、それはどう言う意味なのかさっばりだ。
深澤くんは私の肩に顔を埋めていて、髪が揺れる度に首筋を擽ってくるから息を飲む。
｢っはあ……｣と、大きな溜息。
｢あ、稽古疲れちゃいましたか？｣
私よりは慣れてると言えど、深澤くんだって相当お疲れに決まってる。人は疲れると甘えたくなるし、これはそういうことか？
ぽふぽふ、と頭を撫でてみると、更にグリグリと頭を動かされた。
｢疲れたつったら、今から俺を癒してくれる？｣
｢え、あの｣
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ゆきんこ(プロフ) - yuyuさん» コメントありがとうございます！ キュンキュンさせすぎてすみません😂(よし！) 少しでも癒しになっていたら書くかいもあります！！ (2022年7月26日 23時) (
レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あやぱんさん» コメントありがとうございます😊 💛💜ですね！最初の方から女性として接してたので😌移行作業頑張ります！！！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - sakiさん» コメントありがとうございます😊 この章のトリにしましたね💛距離感ですか！誰とどうなるか、これからも応援よろしくお願いします！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - pontasasukeさん» コメントありがとうございます！ ええっ！初めて！？ そんな初めてもらえて、それを教えてもらえたのがまた嬉しいです😆ありがとうございます！体調崩しておりましたが、やる気いっぱいになりました！頑張ります！！ (2022年7月26日 23時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ★mmiioo★さん» コメントありがとうございます😊 さて誰を選びますかね😌 (2022年7月26日 22時) (レス) id: 81b6eaa049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年6月17日 9時
