今日もカノジョは世界一可愛い！【Raul】 (ページ33)

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33話ページ33

むらかみ
『Aちゃーん！このお祭りって知ってる？』

AA
『知ってるよー！友達いないからって馬鹿にしてる？笑』

むらかみ
『え！そんなんじゃないよ💦』
『もしまだ約束してる人いなかったら一緒に行かない？』

AA
『ごめんごめん笑分かってるよ！』
『私も一緒に行きたいなと思ってた！』

「マジかよ！！」

Aちゃんからの返信を見て思わず叫んでしまった。

下から「どうしたのー？」とママの声が聞こえたから「何でもなーい！」とその場で返事した。

やばい‥‥‥これは3人に報告だ！

むらかみ
『【至急相談】Aちゃんからお祭りOKをもらった件について』

遠くで出囃子の音と子供たちの声、あとほんのりと香ばしい屋台の匂いがする。

夏祭り当日、俺は駅前の時計台の下でAちゃんを待っていた。今の俺の格好といえば。

紺地に白い朝顔の柄で帯は赤色で締められている。
髪の毛はアップにされるのかと思いきや下の方でお団子に纏められていて、なんて言うんだっけ‥‥‥パピヨンみたいな。違う、シニヨンだ！！

とにかく、全体的に大人っぽい仕上がりになっていた。

ていうかなんで着付けから髪型までしょっぴー出来るの？どんどん仕上がりが良くなってて正直怖いんですけど。

そんなことを思いながらAちゃんが来るのを待っていると、

「お待た、せ‥‥‥」

「ううん！全然、」

後ろから声をかけられたので振り返るととんでもなく可愛い子が立っている。

白地に黄色いひまわりの柄が薄く入っていて帯はミントグリーンみたいな色。
髪の毛は大きなお団子が頭の上でふわっと纏められていてひまわりの髪飾りがついている。

もう、めっっちゃくちゃに可愛い。
Aちゃんってこんなに可愛かったっけ‥？

「めちゃくちゃ可愛い‥‥‥」
「え」