24.♯ ページ24
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廉くんに振られた直後、崩れそうになった
私を支えてくれたのは 紫耀にぃ だった
やんちゃだったけど、初めてやることでも
簡単にこなしてしまう、そんな才能を持っていた
紫耀にぃ はきっと 女心の扱いも苦労無く
分かってしまうのだろう。
ただ何も言わず抱き締めてテンポ良く撫でてくる
その手がいつもより優しかった
「紫耀にぃ！昨日はありがと！」
「ん？何が？」
学校に着くなり真っ先に声をかけると
きょとん、とした表情で首を傾がせる 紫耀にぃ
そして
「俺なんかしたっけ？」
なんて昨日とは似ても似つかないおどけた表情で
とぼける。
「悩みは解決した？」
私たちの背後から当然姿を表したのは
「け、健人先生！後ろから驚かさないで下さい！」
「あぁ、ごめんね。驚かせたかったわけじゃないよ？」
「分かってますけど〜」
健人先生とそんな言い合いをしている横で
そんな私たちをまたもきょとんとした目で見守る
紫耀にぃ
「悩みって？」
「えっと ……… 」
「平野には教えらんないなー！
そうでしょ？A」
「で、ですね」
「よ、呼び捨て！？」
事件にでも遭遇したかのように後ろによろける
紫耀にぃ
健人先生は "やっちゃった" なんて
言いたげな表情で ぺろっ と舌を出し、
ウィンクをして立ち去って行った
「なんだ、あいつ、本当に教師かよ」
不思議なものでも眺めるように
健人先生の背中を視線で追う紫耀にぃ
健人先生が不思議な雰囲気を持っていることだけは
確かだろう。
「あいつに言えて俺に言えないことってなに？」
「さ、さぁ …… ？」
紫耀にぃ が私を好きってことを知ってしまった
なんて言えるわけがない
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空恋音*A_ren*(プロフ) - 岩橋くん大好きっ子さん» あ、岩橋くん大好きっ子ちゃんだ(笑)こっちにコメントくれたんやな！ありがとう！頑張るねー！ (2019年4月1日 10時) (
レス) id: 69850b5460 (このIDを非表示/違反報告)
岩橋くん大好きっ子 - やっと、読めましたー！！キュンキュンしちゃう！！続き気になる！これからも更新頑張って下さい！！ (2019年4月1日 10時) (レス) id: 792de5cc11 (このIDを非表示/違反報告)
空恋音*A_ren*(プロフ) - 蕾華さん» ドキドキされてますか(笑)読んでいただいて、ありがとうございます。頑張りますね。最後まで見守ってやって下さい。 (2019年4月1日 8時) (レス) id: 69850b5460 (このIDを非表示/違反報告)
蕾華(プロフ) - 作品読ませていただいてます。いっつも、ドキドキされてます！！これからも更新頑張ってください。 (2019年4月1日 8時) (レス) id: bd774d0de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空恋音*A_ren* | 作成日時：2019年4月1日 0時
