この恋、終着駅ナシ。~ SHO × REN ~

20.♯ ページ20

゜



健人先生が授業中私のとこに一瞬立ち止まり



「話の続きは放課後音楽室ね」



と囁いた。





こんなの教師と禁断の恋をするみたいなやつでしか



見たことない






「あの担任Aに気があったりして」



「っ … ！！ は！？ そんなわけないから！！」





紫耀にぃ の囁きに思わず大きな声を出してしまった






「平野ー？Aさーん？どうしたの？」



「い、いえ、何でもないです」



「そ？なら良いんだけど」





なんか私最近凄い女子からの視線を感じている…



原因は 、 、 紫耀にぃ だろうか？







「モテる女は大変だな」



「ちょっと！紫耀にぃ ばか！！」





またしても大きい声が出てしまった







「楽しそうじゃん、先生も混ぜて？皆も聞きたいよね？」







健人先生 … 実はちょっと意地悪？



私の机に軽く腰を掛け交互に私たちを



みては "続けて" と微笑んだ






「い、いえ … 大丈夫です」





恥ずかしさで今すぐ教室を飛び出してやりたい気分



隣の 紫耀にぃ はニヤニヤしてるし



健人先生はニッコリ





他のクラスメートはひそひそ話。





もー、無理、耐えらんない！





「席移動します！」





乱雑に荷物をカバンに入れて窓側の席を離れ



廊下側に移動する




紫耀にぃ が私を目をまん丸くして眺めて来たけど



知らないもんね。



紫耀にぃ のせいだから。







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