検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:9,597 hit

_ ページ23

.





互いに目を合わさずに数分して先輩が車を動かそうとエンジンをかけた。


駐車場を借りたコンビニには寄らず今度こそ家に向かってくれた







さっきよりも更に静かになった車内と私の頭の中を駆ける思想







先輩は何を考えているんだろう


誰にもバレてはいけない恋愛って
「秘密にしよう」とか「内緒ね」ってスリルはあるけど、、そんなもんじゃなかった






もっともっと黒いものが渦巻いててどうしようもなく罪悪感が込み上げてくる








もう戻れない







世間でいう「浮気」をしてしまったから


私は先輩の浮気相手








この人の彼女は今東京にいて


何も知らずに彼の帰りを待っているのだろうか





こんな事してるなんて知らずに









.









「あそこの道、どっち?」


『あ、もうここで大丈夫です
家の前の道、細くて慣れてないとなかなか』


「いや、でも真っ暗だし」


『うち…親が厳しくて。あんまり家の近くでこうゆうの見られたら…』


「・・怒られる?」









.









怒られはしないんですけど…って声は





勢いよく止まった車の振動でタイヤが擦れる音にかき消された

_→←_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於 , 岩田剛典 , 小森隼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彗星 | 作成日時:2020年5月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。