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「単にケーキに上がってるだけじゃないの〜?」








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もう一人の居候が奇跡的に助け舟を出してくれたことで納得したふたりは黙々とケーキを食べ続ける








頬張った生クリームが口いっぱいに広がって幸せで満たされる…








目の前のケーキは美味しい

朝、見つけてから楽しみにしてたもん









…ほんとに、、それだけ?






そんな心をくすぐるように鳴ったラインの受信音

きっと岩田先輩だ







帰り道もずっとソワソワしてた



走行中も2分に一回は連絡きてないか見て、
だってあの後返した「ありがとうございます」の返信に






誕生日プレゼント、欲しい?








…だよ?






それって要は…欲しいって言ったらもらえる可能性無きにしも非ず?いや待て、これは先輩なりのノリであって冗談で流れとか言葉の綾っていうー……








ダメだ、そっちの方が可能性高い









「ふふっ、百面相おもしろい」






___________なっ






「やっぱいい事あった?」
『…』







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冗談でもなんでも、岩田先輩のメッセージひとつで胸が高まるくらいなのにどうすればいいんだこれ








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作者名:彗星 | 作成日時:2020年5月22日 23時

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