２９- それぞれの想い ページ9
緑谷side
ある日、Aさんが頭にクナイを刺したまま帰ってきた。
緑谷「ちょっ、Aさん！？ あ、頭が…頭が…！！」
『どうした出久、頭頭ってムスカみたいな言い方して。お前はムスカじゃない！！緑谷出久だ！！』
緑谷「そ、それはわかってるけど…！！」
焦る僕に対し、Aさんは不思議そうなキョトンとした顔だ。
すると突然、閃いたように手を打った。
『わかったアレだな。私が出久の取っといたカツ丼食べたから怒ってんだろ』
緑谷「違っ……って、やっぱりアレ、Aさんの仕業だったのか！！」
そう。
先週、僕はお母さんから届けてもらった手作りカツ丼を食べるのを勿体なく思い、そのまま冷蔵庫に保管したのだ。
が、保管した次の日、跡形もなくそのカツ丼が消えた事件があった。
『え、あ…いや、違う！！爆豪が食べてた！！()』
緑谷「もう言い逃れは出来ないよ！！」
『あれは出久がカツ丼に名前書いてなかったのが悪い！！』
緑谷「でも僕言ったよね、このカツ丼は僕のだからって！！」
『いちいち覚えてられっかよ、そんなこと！！』
覚えてない、だと…！？僕のだって何度も言ったのに…！？
僕はめげずに、思わず閉じていた口を再び開いた。
緑谷「つい先週の話だよ！？」
『先週はいろいろあって忙しかったんだよ！！』
緑谷「嘘だ！！だってAさん、ずっと上鳴くんにいちご牛乳買ってこいって頼んでたじゃん！！」
『そんないつもいつも頼んでねーし！！』
緑谷「ほぼ毎日頼んでるよ！？」
『頼まれる方が悪ィんだよ、バァーカ！！』
緑谷「何その、“騙される方が悪いんだよ”みたいな言い方！！」
『そのまんまだよ！！』
と、最初の話題から随分と離れた会話になっていく。
.
そんなことより、僕は今Aさんの頭に刺さってるクナイが一番気になる。
肩で息をしながら、僕は口を開いた。
緑谷「……今回は許すけど、次はないからね！」
『もう食べないし！』
緑谷「結局認めてるじゃないか………あ、そんなことよりAさん、」
落ち着きを取り戻した僕は、いい感じに話の流れを変えた。
緑谷「その…頭に、クナイが刺さってるんだけど」
『…………あ』
…どうやら、気づいていなかったらしい。
.
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ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 終わったことはもう、ね…() 読者の皆様、お許しを☆(( (2021年1月14日 6時) (
レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - ちらちゃんさん» まぁ、もう変えれませんしね！気にしなーい気にしなーい←← (2021年1月14日 6時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 最初そんな感じで書いてましたよね！！私も後から書いてて気づいたんです笑 こうなったら、護衛の仕事を持たされた仮生徒ってことにしときましょう。うん。都合いいなオイ((ごめんなさい (2021年1月14日 5時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - あれ？ちょっと思ったんですけど夢主って正式な生徒じゃ……(((殴←(色々とやばくなりそうだからここでやめときまする←) (2021年1月14日 4時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます(> <) ボード確認しときまーす！ (2020年5月22日 14時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2018年11月3日 23時
