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貴方side
『なんか、私って中途半端だなァ……』
自分の人生を大雑把に振り返っていると、ふとそう思った。
文を書いていた筆も止まる。
自分勝手に動きすぎて、任された護衛は破棄、次はやりたくもない天人退治。
しかも、今とは違う世界で。
実に情けないと思う。
やると決めたことをやれず、挙句逃げてしまった。
いつもそうだ。
何をするにしても先のことが見えず、ひたすら目の前のことだけに力を注いでいた。
両親を殺したあの日だってそう。
10歳とはいえ、一方的な感情に侵されて殺めてしまったのだ。
きっと、松陽がいたら叱ってくれてるんだろうな。
拳骨されて地面に埋まったりして。
なんて考えていると、紙の端にしみが浮かんだ。
『あ…』
泣いてるんだ。
せっかく終わりまで書いたのに、もったいないなァ。
クシャクシャに丸めた紙をゴミ箱へ投げる。
.
『私って、一体何がしたいんだろう』
頬を伝う涙を放ったらかしたまま、床にねそべった。
哀れな女だ。本当に。
1000年以上生きているにも関わらず、なんでこんなに学習能力が低くてバカなんだろう。
こんなの、もういっそ死んだほうがマシじゃないか。
今まで数え切れないほど不死身な自分を恨んだ。
どうして自分はアルタナになったのか。
どうしてあの実験に自ら自分を売ったのか。
どうして自分は変われないのか。
いつまでも死んだ者に縋り続けて、情けないにも程がある。
『…あァ、もう、』
死んでしまいたい。
今すぐ消えたい。
私は何に縛られているんだろう。
はやくその何かから解放されたい。
『…………誰か、殺してくれないかな』
私の所にだけ隕石とか堕ちてくればいいのに。
ほんとにそうなったら、松陽…じゃないや。虚が阻止するだろうな。
.
気づくと、いつの間にか涙は止まっていた。
『………さ、共有スペースにでも行って甘い物たーべよっと』
バタンとドアを閉めて、私は共有スペースへと足を運んだ。
.
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ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 終わったことはもう、ね…() 読者の皆様、お許しを☆(( (2021年1月14日 6時) (
レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - ちらちゃんさん» まぁ、もう変えれませんしね！気にしなーい気にしなーい←← (2021年1月14日 6時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - al8056さん» 最初そんな感じで書いてましたよね！！私も後から書いてて気づいたんです笑 こうなったら、護衛の仕事を持たされた仮生徒ってことにしときましょう。うん。都合いいなオイ((ごめんなさい (2021年1月14日 5時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - あれ？ちょっと思ったんですけど夢主って正式な生徒じゃ……(((殴←(色々とやばくなりそうだからここでやめときまする←) (2021年1月14日 4時) (レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます(> <) ボード確認しときまーす！ (2020年5月22日 14時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2018年11月3日 23時
